2008年は、経済も政治状況も予断を許さない幕開けとなりました。
ですが、泰然自若に構え、一喜一憂することなく、科学の進歩と人間の英知がもたらす豊かな社会を目指して(信じて!?)、仕事、そして生活をエンジョイしたいものです。今年も宜しくお願いします。
さて、少し季節外れの話題ですが、ここ数年前より都心を中心に、自転車(バイシクル)がブレイクしています。長い間(今でも多数を占めますが)日本人にとって自転車とは、通勤、通学、買い物の足(移動手段)として利用されてきました。ところが最近のブレイクのきっかけは健康ブーム、エコロジー志向、若者文化が発端となり、スポーツとして、CO2削減活動、そしてクール(格好いい)と
いう新しい価値観のもと、新たな市場を開発、成長しています。
この面白い点は、自転車に革新的な技術開発があったから市場が創出されたのではなく、人が変わったら以前からからあったものが突如として再発見、再創造されたことです。
ちなみにこの現象から、町の自転車さんは商売が繁盛したのかと思いきや、どうもそうでは無い様です。
旧来の自転車小売店は、移動手段なら安価な自転車で良しとする顧客ニーズに対してスーパーや量販店との販売競争に敗れ、次々と廃業し、他方、小売店に自転車を卸していた老舗の国産自転車メーカーは、スーパー等が仕入れる中国、台湾製の安価な自転車メーカーに押され、事業縮小、撤退を余儀なくされました。
そして、この状況下に、何かの巡り合わせの様に新しい市場が再創造されました。
自転車に、単なる移動手段とは異なる、スポーツとして楽しめる、クールな道具としての価値を求め
るユーザ、そのニーズに応える自転車を開発するグローバルメーカー、そしてそれを販売する小売店/ネット通販という市場の再創造は、ちょっとしたタイミングと巡り合わせのアヤがきっかけとは言え、プレイヤーの新旧交代を促し、メーカーの新規参入、技術開発競争という好循環をもたらしています。
※クールな自転車の象徴として、固定式ギヤバイク(一般には乗りづらいマニアックな車種)まで一般に販売される様になりました。
ところで、ピアノを弾くロボット、二足歩行ロボットというヒューマノイドロボット分野に、自転車に乗るロボットも登場します。人の価値観が変わることで、今年当たりロボットも大ブレイクするかも!?


