調査結果概要
問1 次のロボットの中から「抱きしめたい!」と思うロボットを1つ選んで下さい。
順 位 |
エントリーロボット |
総得票数 |
男性票 |
女性票 |
第1位 |
パロ |
342票 |
134票 |
208票 |
第2位 |
Chapit |
145票 |
59票 |
86票 |
第3位 |
アクトロイド-DER2 |
140票 |
135票 |
5票 |
第4位 |
PaPeRo |
111票 |
37票 |
74票 |
第5位 |
ASIMO |
101票 |
69票 |
32票 |
第6位 |
PINO |
53票 |
29票 |
24票 |
第7位 |
Robotch II |
39票 |
18票 |
21票 |
第8位 |
ifbot |
31票 |
15票 |
16票 |
第8位 |
wakamaru |
31票 |
16票 |
15票 |
第10位 |
Bj |
29票 |
12票 |
17票 |
問2 次の中から「抱きしめたい!」と思った理由をあげて下さい。
問3 あなたが選んだロボットで最も惹かれたのはどこですか?
問4 では、人に対して惹かれるのはどこですか?
問5 「問1」で選んだロボットとはどのような関係を望みますか?
問6 「問5」で回答した関係では、何を重視しますか?
調査結果要約
かわいくて、ペットのようなロボットが好まれている
「家庭では、かわいくて、ペットのようなロボットが期待されている--」
本調査で明らかになった内容である。
今回は、参加者が選択したロボットごとに、その印象を問う方式を採用していたが、抱きしめたい理由を問う「問2」では「かわいいから」(69.34%)に、選択したロボットとの関係性を問う「問5」では「ペットのような」(48.71%)に、それぞれ回答が集中した。
多くの方がロボットには“ペットのような関係”を期待しており、犬や猫と同様に「かわいいい」と感じさせる外観を備えたロボットが支持されたようだ。
特に、第1位となった「パロ」と第2位となった「Chapit」はそれにフィットし、多くの支持を集めた。パロには「かわいいから」という回答が83.33%、「ペットのような」という回答が80.70%を占め、Chapitでは前者が80.00%、後者が61.38%を占めた。
また、ロボットが持つ雰囲気が重視されていることも明らかになった。
選択したロボットで最も惹かれたところを聞く「問3」では、「全体の雰囲気」が全体で58.01%を占めた。各ロボットへの回答でも、ほとんどのロボットが同じ答えが選択された。ロボットとの対比として、「問4」で人に関しても同様の質問をしたが、「雰囲気」が54.14%と、半数以上を占めた。ロボットも人も目(瞳)や顔などパーツでなく、これらを包含した全体の雰囲気によって魅力の度合いが左右されるようだ。
加えて、今回は「抱きしめたい」というキーワードで調査したため、余計に全体の雰囲気が重視されたと判断される。例えば、「会話をしてみたい」というキーワードで調査をしていたら、「目(瞳)に惹かれる」あるいは「顔に惹かれる」という回答が増えていただろう。
抱きしめるなら、やはり柔らかい方がいい
今回は、計17体のロボットがエントリーし、「アクトロイド-DER2」と「パロ」は“特別エントリー”という扱いにした。
前者は、限りなく人にそっくりのロボットを目指しており、また後者は、タテゴトアザラシの赤ちゃんをモデルにしており、外観をデフォルメ処理している他のロボットとは、デザインの方向性が異なるからである。
にもかかわらず、「パロ」が圧倒的な支持を受けた。「問2」のフリーでの書き込みに「ふわふわして癒されそう」「表面が柔らかそう」など、素材に関するコメントが多数記載されていたことを考慮すると、「抱きしめたい!」というテーマをそのまま受け入れた結果と言える。
ロボットとは思えない柔らかい素材感、そこから醸し出される柔らかい雰囲気が参加者の心を掴んだようだ。また、接触を伴う家庭用ロボットの外装には、このような素材が求められていると言えるかもしれない。
もう1つの特別エントリーであるアクトロイドDER-2は、男性から圧倒的な支持を受けた。回答者の96.43%を男性が占めた。
代々、アクトロイドはおもに女性の意見を反映させて製作してきたが、同DER-2に限っては18歳のアイドル系をイメージして作成している。男性の好みを反映して製作しているようだが、うまくデザインに取り込んだ結果と言えよう。20代の支持はやや低い(14.29%)のに対し、30代~50代のオジサン層からの支持が高い(19.29~22.86%)のが興味深い。
そのほか、ユニークな傾向を示したのが「ASIMO」の回答である。
問2では「親しみを感じる」という回答が45.54%を、問5では「友達のような」という回答が43.56%を占めた。2000年の発表以来、多くのメディアやイベントで登場しており、慣れ親しんでいることと、CMで子供たちと一緒に走っているというイメージから、このような結果になったと思われる。 また、少数だが、「ホンダだから」という理由で選択している声があったのも興味深い。ロボットもブランドで評価される時代が来るかもしれないことを予感させた。
第1回目の調査ではあるが、「抱きしめたい!」と思わせるロボットには、「かわいくて、ペットのような関係性」が期待されていることが見えてきた。
人とロボットとの関係性は不明なため、ロボットがどのような外観を備えるべきかも、まだ見えていない。今後、良好な関係性を見出し、「抱きしめたい!」と思わせるロボットの開発につながることを期待したい。
調査概要
●調査目的:ロボットデザインに対する一般の方の好感度を把握する
●調査方法:Webアンケート方式
●調査対象:全国の10代~70代のgooリサーチモニター
●エントリーロボット
:wakamaru(三菱重工業)、Robovie-R(ヴィストン)、EMIEW(日立製作所)、ASIMO(本田技研工業)、RIDIC-01(テムザック)、PINO(ZMP)、PaPeRo(NEC)、ifbot(ビジネスデザイン研究所)、FT(ロボガレージ)、RobotchⅡ(ビー・エル・オートテック)、MANOI PF(京商)、MANOI AT(京商)、FILIO(ロボット科学教育)、Chapit(レイトロン)、Bj(イクシシスリサーチ)、アクトロイド-DER2、パロ(産業技術総合研究所)
●調査期間:2007年10月19日~21日
●回答総数:1,086(男性:女性:)
●おもな設問項目:上記の通り
●回答者プロフィール
(性別) |
(年代) |
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抱きしめたい!ロボットコンテスト2007結果発表
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