大阪大学大学院基礎工学研究科(http://www.es.osaka-u.ac.jp/)の谷口和弘特任研究員は、瞬きで機器のオン・オフ操作ができる装置を開発した。瞬きによって生じるこめかみの動きを、光学式距離センサで検出する。こめかみ付近に設置すれば動作する。自然に瞬きしている状態と異なり、強く目を閉じたときの信号を検出するため、誤作動の心配がない。
例えば、携帯音楽プレーヤーの再生や停止、一曲を飛ばしたり戻したりといった動作を、手を使わずに行えるという。
谷口和弘特任研究員は同様の考えで、奥歯を噛みしめたときのこめかみの動きを検出する装置をすでに開発していた。今回、同タイプの装置を改良した。奥歯を噛みしめると側頭筋が動き、センサ自身も動く。てこの原理を利用した。また、こめかみの動きを増幅できる仕組みとなっているため、感度が向上する。
これら装置は、センサとシングルチップマイコンから構成され、双方とも小型で、1個当たりのコストは500円程度と安価。同装置は両手がふさがった環境下での活用が期待でき、応用分野として、例えばヘッドホンなどが考えられるという。
今後は商品化を目指し、2、3年後には大学発ベンチャーを設立して事業化を目指していく。


