山洋電気(http://www.sanyodenki.co.jp/)は、中国で位置決め用モータ(サーボモータ、ステッピングモータ)事業を拡大する。中国国内で新しい販売拠点を設置するのと併せて、現地での部品調達量を拡大する。同時に、サーボモーターアンプの現地での納期を短縮する。同社の位置決め用モータは中国で需要が増加している。販売網を拡充しつつ生産コストを低減することで競争力を高める。
中国でのモータ販売は、上海市の販売子会社が担当していた。ただし拠点が1カ所だけのため営業力が足りなかった。2008年度中にほかの大都市にも新しい販売拠点を設置する。北京市など華北地域が有力。
また部品調達は、香港と台湾の子会社がそれぞれ広東省と台湾で部品を購入し、日本とフィリピンの工場に搬送している。この購買先を上海地区にも拡大する。このため6月1日付で国際調達専門の部署を本社に設置。中国子会社は現地で調達担当者を新たに採用する。
サーボシステム事業部で海外調達の割合は現在2%だが、今年度は倍増させる。サーボアンプは、中国向けの出荷分を深セン市の企業に生産委託中。いったん国外で調整などを済ませた後、再度中国に輸出している。これを近く、深センから直接出荷する体制を整えて納期短縮につなげる。
同社の位置決め用モータは、売上げの6%が工業用ミシンや刺繍機などの繊維機械で利用されており、中国市場の重要性は年々高まっている。これらの取り組みにより2008年度は中国を含むアジア向けの売上げを前年度比25%増の60億円までアップさせる。


