OKI(http://www.oki.com/jp/)は、指紋認証に必要なセンサやLSIなどの部品を集積し、サイズを25.4mm(横)×22.86mm(縦)まで小さくしたモジュール「MK67Q250」を開発した。ノートパソコンをはじめ指紋認証機能を組み込んだ製品が増えており、実装しやすい小型モジュールが求められていた。パソコンの周辺機器や金庫、ドアなどを手がける会社に売り込む。価格は1万円。2009年2月にサンプル出荷を開始し、5月から量産に入る。年間30万個の生産を見込む。
開発したモジュールは指紋認証処理を高速で行うアクセラレータとメモリ、マイコンをワンチップ化したLSIを採用したほか、OKIの高密度実装技術により小型にした。ソフトウエア処理ではなくハードウエアのアクセラレータにより指紋認証を行うことで、消費電力を従来の1/10にした。また、フラッシュメモリなどを外付けする必要がなく、システム構成のコストを同30%削減することができる。
指紋センサには米オーセンテック社製を採用。センサで読み取った指紋パターンをメモリ内の登録データを照合する際に不正な読み取りが行われやすいため、メモリもLSIに実装してシステムの安全性を高めた。マイコンを搭載しており、指紋認証と連動してカギを開閉するモータの駆動などを制御することができる。
検出した指紋パターンに電源などからのノイズが重なると、正しく認証できない場合がある。LSI単体ではなくモジュールにして販売することでノイズ対策などの専門知識を持たない機器メーカーの製品にも指紋認証機能を搭載しやすくした。


