日立情報制御ソリューションズ(http://www.hitachi-ics.co.jp/)は、指静脈認証を用いた入退室管理システムの新製品を2009年3月までに発売する。指静脈認証装置のほか、ICカードリーダとID番号を入力するテンキーを搭載しており、さまざまな認証方法を組み合わせた本人認証が行える。価格は工事費込みで数十万円からと低く抑え、販売パートナー企業を通じて中小企業やマンションにも拡販する。国内で3年間に1万台の販売を見込む。
中国やシンガポールなどアジア地域で今月発売した「セキュアベインアテスター」の日本仕様を製品化する。ICカードリーダを非接触ICカード「FeliCa」に対応させるほか、国内大手扉錠メーカーの扉錠を使用。利用者の指静脈情報をサーバ内のデータベースで一元管理できるようにし、パソコンへのログインや、社員食堂での決済時に用いる他の指静脈認証システムと利用者情報を共有化できるようにする。
現状では金融機関を中心とした大企業向けの販売となっているが、価格を抑えた新製品の日本市場投入を機に、中小企業や個人事業者、マンション向けにも提案していく。中小企業に強いパートナー企業と連携し、「取引先の大手企業から内部統制強化が求められている中小製造業の需要を取り込む」(小屋博セキュリティビジネス部担当部長)。
アジア市場に投入したセキュアベインアテスターは施錠までの認証時間を従来の0.8秒から0.3秒に短縮したが、「日本仕様では一層の短縮を目指す」(同)としている。


