I-TEC(http://www.i-tec.jp/index.htm)は、2輪車や携帯電話の部品向けなどに、ロボットを利用した自動研磨システムを開発。自社工場に計5セットを導入した。総投資額は約4,000万円。人手を使った研磨作業と比較して長時間加工が行えるほか、仕上げ精度にムラがなく均一に作業が行える。加工の能力はほぼ2倍に向上できるという。取り行き先の急な量産品要請にも対応することができる。同社の2008年5月期の売上高は7億円強。「1、2年以内に10億円の売上高を目指す」(吉田義秀社長)方針。
開発したシステムは、ロボット1台と研磨機2台(粗加工用と仕上げ用)、搬送装置、集塵機から構成される。ロボットの可搬重量は20kg、45kg、100kgの計3タイプがあり、加工部品のサイズや重量に応じて使い分ける。顧客から持ち込まれた部品を熟練工がいったん手作業で研磨し、その動きをティーチングする。研磨精度は加工物の形状や材質により、バフを押し当てる角度や時間、研磨剤の種類などを微妙に替えることで調整する。
同社はもともと研磨剤メーカーで、システムに用いる研磨剤やバフ、研磨機はすべて内製。このため「異なる形状や材質の部品に高精度に対応することができる」(同)とし、受注活動での武器とする。

