KDDI(http://www.kddi.com/)と沖縄セルラー電話は、同社のブランド「iida(イーダ)」の新たなコンセプトモデルとして、携帯電話であると同時に学習機能を持つ球体型ロボット「Polaris」を発表した。携帯電話をロボットに載せると、それで記録したライフログ(生活行動情報)を分析・学習し、テレビモニター上で情報を提供する。また、収集した情報に応じて光ったり、音を奏でたりすることもできる。10月6日(火)~10日(土)開催の「CEATEC JAPAN2009」にて出展する。
Polarisは、ユーザーが普段持ち歩く携帯電話との連携により、ロボットを日常生活に近づけることを目指したもの。携帯電話で情報を収集し、傾向を探り、適切なデータに変換してユーザーに適切な情報を提供する。ゼットエムピーの自走式ミュージックプレーヤー「miuro(ミューロ)」は、iPodとの接続機能を搭載することで家庭でも音楽鑑賞をするという価値を提案した。これに対し、Polarisでは携帯電話との接続によりライフログの収集・分析、合致した情報提供という価値を提案したと言える。開発コンセプトおよびデザインは、フラワー・ロボティクス(http://www.flower-robotics.com/)の松井龍哉氏が手がけた。
携帯電話で取得したライフログを分析・学習して、ロボットがアドバイスをしたり様々な動作をしたりすることができる。歩行距離や通話やメールの回数、ネットショッピングなど携帯電話に蓄積した行動パターンを、ロボットが充電と同時にデータを収集し、データベース化。ユーザーの行動を予測して、テレビモニター上でアドバイスを送る。心拍数などの生体信号を計測する機能を持つ携帯電話であれば、健康情報を受け取ることができるという。
また、収集した情報に応じて、光ったり音を奏でたりすることもできる。現在は、コンセプトモデルの段階であり、「今後、展示会などでの反応を見て、具体的な機能を検討していく」(沖縄セルラー電話 広報担当)という。
なお、KDDIでは、携帯電話に搭載した各種センサ情報を複合的に利用することで、現在のユーザーの状態を把握する自動推定技術の研究に取り組んでいる。走行や歩行、自動車やバスへの乗車など計7種類の移動状態を80%以上の精度で推定できるレベルに達している。
■関連サイト
2009.07.24 KDDI、携帯でユーザーの状態を把握する推定技術を研究、顧客価値の共創に寄与
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090724-kddi-9.html


