富士重工業は、製薬工場の梱包ライン向けに、狭いスペースでも稼働する搬送ロボットシステムを開発した。カーゴを連結して搬送することができ、作業場所にカーゴを5mmの幅でピタリと寄せられる。ロボットの上部に搭載したCCDカメラで天井の色テープを認識しながら自律走行する。床や壁に磁気テープなどを敷設するよりも簡単に導入できる。1,000万円程度の価格での販売を検討する。
従来の搬送ロボットからモータ部を改良。高精度で動きを制御でき、1m幅の移動スペースで動ける。カーゴを作業位置に寄せる際は、磁気ピンや赤外光で位置を把握する。光通信で製造ラインの管理システムとリンクしたり、カーゴにICタグを付けて品質保証の信頼を高めたりできる。また、本体のビスの数を2割減らし、ビスの落下による作業停止のリスクも低減した。
大森機械工業との連携でシステムを構築した。同社の自動箱詰めラインと組み合わせ、ツムラの茨城工場に納入する。昨年7月に、静岡工場への納入を発表した際、2009年度には茨城工場に計14台の導入計画があることを公表していた。
大森機械工業は食品や日用品など幅広い業種の梱包装置を得意とする。今後は、梱包装置とロボットシステムをセットでユーザーに提案していく。
■関連サイト
2009.09.16 富士重工、知能化モジュール提供へ、ユーザー側で清掃ロボの走行プログラム作成可
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090916-2f08.html
2008.07.03 富士重工、ツムラと共同で新型搬送ロボットシステムを実用化
http://robonable.typepad.jp/news/2008/07/20080703-e9dc.html
ロボナブル2008年8月特集
「先進事例に見る サービスロボットによるプロセス革新」-サービス事業者の取り組みから学ぶ開発の押さえどころ-
ビル管理コストの低減と品質維持を果たした住友商事グループ
http://www.robonable.jp/monthly/2008_08/index.html#p003


