オムロンは、ロボットによる各種部品のピッキング作業を自動化する、汎用性のある3次元(3D)視覚センサの実用化にめどをつけた。3台のカメラで立体的に対象物を認識し、3次元CADデータをもとに画像と照合する独自アルゴリズムを開発した。顧客はプログラム開発が不要となり、メニューに沿って画面コントローラで設定・操作するだけで済む。現段階では部品の整列などを想定し、2010年春の発売を目指して精度向上を進める。
視覚センサは生産ラインで部品の検査用途などに活用されているが、部品の位置や方向など正確な認識が要求されるピッキング作業については、個別システムの構築が必要となる。汎用的に扱えるものにする導入が容易となり、採用が広がる可能性がある。
開発した3Dセンサは、3台のカメラを使用することにより不規則に置かれた部品の認識ができる。ピッキング内容や部品の種類に合わせてカメラを1台もしくは2台を使用する。プレス部品を対象とする認識方法も揃えており、同時に発売する方針。また、カメラで処理できる明暗差を広げた「ハイダイナダミックレンジ機能」を搭載することで、現場での明度の変化に強い画像入力を可能とした。
ただし、使用用途はまだ限定的なため、顧客の要望を踏まえながら応用範囲を広げていく考え。
■関連サイト
2009.11.03 オムロン、検査・計測処理や大量の画像保存などを並列処理する視覚センサ発売
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091102-69cf.html
2009.10.21 東工大発VB、3D視覚センサを事業化、4年後には10億円の事業規模を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091021-vb3d41.html
2009.07.27 富士通、物体の3次元位置や動きを認識するロボット向け画像処理モジュール開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090727-3-4c38.html
2008.10.24 コグネックス、高さ、幅、直径の合否判定検査が行えるビジョンセンサ発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081024-8619.html
2008.09.23 オムロン、500万画素対応の外観検査向け視覚センサを発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080923-500-5d.html
2008.02.15 三菱電機、ロボ向け3次元視覚センサを製品化-小型・高速化
http://robonable.typepad.jp/news/2008/02/20080215-d0aa.html


