80%の消費者がロボットを魅力的に感じている反面、ロボットの認知度はかなり低い。
ロボット専門サイト「ロボナブル」と、ロボットビジネス関連のマーケティングサービスを展開するrobobakkonプロジェクト、ネット調査会社ライフメディアが共同で実施した「ロボット市場/消費者動向調査インサートレポート」で明らかになった。
同調査は、10~60代までの男女約1,000名を対象に、ロボットに対する意識や認知度、ニーズなどに関する質問をオンラインで実施したもの。期間は2009年11月13~20日の1週間。また、すでに多くの台数が販売されているロボット掃除機を対象に、機能性や価格、ブランドなどに関する選考および好みの度合いをコンジョイント分析(*)し、その現状と課題を評価した。
調査の結果、80%の消費者がロボットに魅力を感じており、生活分野のニーズとして「掃除、整理・整頓、後片づけ」が57%に上った。次いで、「セキュリティボディーガード、レスキュー」が32%、「その他の領域」では「運搬・重いものの移動」が28.7%だった。
これに対し、ロボットの認知度は低く、セラピーロボット「パロ」が10%、「ロボットスーツ『HAL』」が18%と、ロボット業界での高い認知度に対し非常に低いことが明らかになった。また、ロボットらしさについては「パロ」と「ロボットスーツ『HAL』」はともに4%にとどまった。
ロボット掃除機を対象にした分析では、重視される要素は「価格」で36%、次いで「メーカー」が23%、「タイプ」が17%だった。効用に関する評価では、自律型と一部自動制御型については大した差違は確認されず、課題に関しては、RT応用機能や集塵性能にフォーカスした認知度の向上があがった。
robobakkonプロジェクトは、ロボットビジネス関連のマーケティングサービスを手がけるテンプロクシーと、定性調査の各種サービスを展開するウェルコインターナショナル、コンジョイント分析手法による市場調査を得意とするマーケティングテクロノジーの3社による、ロボット市場向けマーケティングサービス開発プロジェクト。
なお、同調査の詳細は、12月9日(水)に「ロボット市場クリエイティブセミナー」で紹介する。申し込みおよび問い合わせは、以下を参照してほしい。
■ロボット市場クリエイティブセミナー
ウェルコ インターナショナル CGM プライムレポート 担当:櫻井
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前6-12-23
TEL(03)6418-5519/FAX(03)6418-5252
e-mail:robobakkon@tenproxy.co.jp
■注釈
*:価格や性能など商品やサービスの持つ複数の要素について、ユーザーはどの点に重きを置いているのか、また、ユーザーに好まれる価格帯やスペック、好まれるような要素の組み合わせを統計的に推定、分析すること。
■調査概要
○ロボットにして欲しいこと
:『生活支援領域』では、「掃除、整理・整頓、後片付け」57.2%「セキュリティ・ボディガード、レスキュー」34.5%
:『その他の領域』では、「運搬・重いものの移動」28.7%、「ボディケア・マッサージ・美容」19.7%
○ロボットらしいと認めるもの(製品)
:「火星探査ロボット」30.5%、「ロボット掃除機」19.6%、「アフラックのまねきねこダック」12.1%
:低位は、「お掃除エアコン」「食事支援マイスプーン」「深海巡航探査機うらしま」「パロ」「ロボットスーツ」が、いずれも3~4%
○ロボットに持つ良いイメージ
:上位は、「正確・精密」45.9%、「高機能」39.2%、「役立つ」38.2%
:低位は、「安心感」「高級感」「格好良い」「かわいい」「癒し」「優しい」が、いずれも2~3%
○ロボットに対する意識
:『ロボット産業』に関して、「日本のロボット技術は進んでいる」「ロボットが日本産業を支える」「技術が進んでいる割に製品が出てこない」が30~40%
:『ロボット製品』に関して、「生活に便利」「人間のサポート」「悪用される恐れ」が40~50%
○コンジョイント分析編
:掃除機タイプとしてロボット型の重視度は、「価格」36%、「メーカー」23%、3ロボット型の属する「タイプ」17%
:ロボットタイプ(自律型、一部自動制御型)における効用評価は、自律型、一部自動制御型について、著しい効用の差異は見られず
:ロボット型掃除機の課題は、ロボット特性(複合機能、インテリジェント機能)、吸塵性能にフォーカスした認知度アップ
■調査概要
・期 間:2009 年11 月13 日~11 月20 日(1 週間)
・対 象 者:10 代~60 代までの男女約1,000 人
・調査手法:オンライン定量調査/コンジョイント分析
■関連サイト
2009.09.09 テンプロクシーなど、ロボット市場・消費者動向をまとめたCGMレポート発刊
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090909-cgm-e0.html
2008.03.14 マーケティング代行開始。テンプロクシー、非産業用ロボット対象
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080314-3fbf.html


