イーガーは、大阪大学の石黒研究室と新井研究室の協力のもと、9~11日の3日間にわたりロボットを活用した広告宣伝効果に関する実証実験を行う。顔認識技術の利用により属性に応じた広告表示に加え、音声や身振り手振り(モーション)による案内を行う。大阪市北区の商業施設「ブリーゼブリーゼ」内の18の飲食店の広告宣伝を行う。
同社は、2008年に大阪大学の石黒研究室と共同で「ロボット演劇」に取り組み、ロボットの身振り手振りにより人に共感や感動を与えられることを確認している。ここで得た知見を広告宣伝に活用する。
ロボットには、富士通フロンテックのサービスロボット「enon(エノン)」(写真)を、顔認識技術にはオムロンの「OKAO Vision」をそれぞれ使用する。OKAO Visionは男女の性別に加え、「20歳未満」「「20~30代」「40~50代」「60代以上」と年齢層の判定が行える。判定した属性に適した広告をタッチパネル上に表示すると同時に、音声と身振り手振りを交えて広告宣伝を行う。
実証実験は、3m×4mのエリア内で15分間の広告を1時間に3回実施することを予定。1日の間に計3回行う。エリア内には人が立ち入らないようにしているが、万一、エリア内への人の進入を検知した場合はenonを停止させる。
同社では、ロボットを次世代のメディアの1つと位置づけており、顔認識技術との併用により精度の高い“小衆広告”が行えると見ている。また、enonが搭載するCCDカメラとタッチパネルを活用することで、認識した個人情報のマーケティングなどの展開も見込んでいる。
■関連サイト
2009.12.03 イーガー、ダンボールロボ販売へ、百貨店やアパレルに向け200体の販売を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/03eager.html
2009.09.24 富士通、70dB(A)の騒音下で70%以上の音声認識率を達成、タッチパネルなどと連携
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090924-5dc6.html
ロボナブル2008年9月・10月特集
顧客行動の“見える化”にRT(Robot Technology)の役割を埋め込め!
PART2 顧客行動のモニタリングに役立つ技術・ソリューション
(2)デジサイから動線管理までをカバーする「性別年齢自動推定技術」
(「FieldAnalyst」:NECソフト、「OKAO Vision」:オムロン)
http://www.robonable.jp/monthly/2008_09_10/p2.html#p002
連載「新産業の創造に挑む!なにわのロボット商人たち」
第22回 「ロボットを大阪発祥のキラーコンテンツに、そして地域の活性化につなげたい」
~ロボット×異業種を合い言葉に、ユーザー目線でロボットを提案~
イーガー 黒木一成さん、山下 剛さん
http://robonable.typepad.jp/roboist/2009/02/22-2806.html


