富士通は、富士通研究所が開発した小グマ型のソーシャルロボットを、13日と14日に東京国際フォーラムで開催する自社展示会「富士通フォーラム2010」で公開する。外見は子グマのぬいぐるみだが、約300種類の感情表現を実装しており、全身12自由度のモーションにより表現することができる(いわゆるノンバーバルコミュニケーション)。介護施設でのレクリエーション支援や保育園での情報教育といった場面での利用を想定しており、今後、実用化に向けて実証実験に取り組む。
鼻に搭載したカメラで目の前の人を認識し、その人の動きに合わせて首をかしげたり、手を振ったりする。人が触れると手足を動かして喜んだり嫌がったりすることもできる。3~5歳の男児の音声合成機能を搭載しており、動作に合わせて声を発する。実用化されれば、豊かな表現に力により子供から高齢者までを癒してくれそうだ。
公開するロボットの開発は、2008年3月に内山隆取締役が明かしており、孫のような存在感を醸し出すことによる高齢者への癒しの提供や、愛着や絆の形成に心的負担の軽減を目指していること、特に、物忘れの多い認知症の方に向けての提供をイメージしているとの説明をしていた。
また当時の解説では、顔部が3自由度、首部が3自由度、身体が6自由度の計12自由度構成で、耳の折りたたみと瞼(まぶた)の開閉、口の開閉により感情表情を創出。毛皮裏に皮膚タッチセンサ8個を、両腕には腕握りセンサ2個を、傾斜センサ1個をそれぞれ搭載しており、人に触れられたり動かされたりしたことを感知できると紹介しており、ハードウエアのスペックはほ同じようだ。
当時から複数の医療機関と共同で、被験者の表情が柔らかくなるかどうかといった機能検証を進めていることを明らかにしていたが、製品化には、もうしばらく時間を要しそうだ。
■関連サイト
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2010.03.19 癒しロボでロボがいる生活が開始、次にエージェントへと進化、ロボリューション小西氏
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2009.11.18 知能システム、米国でパロの販売を開始、介護施設や病院などに向けて提供へ
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/18intellijent.html
2008.11.21 産総研とデンマーク技術研、パロの販売と研究開発で提携http://robonable.typepad.jp/news/2008/11/20081121-7cb6.html
コラム 「Robotコンサル小西の『超・思考法』」
第14回 セラピー効果のあるロボット「パロ」
http://robonable.typepad.jp/column/2009/07/robot14-7be1.html
ロボット業界最前線・研究室たより
1.産業技術総合研究所 柴田崇徳 パロとの暮らし
http://robonable.typepad.jp/robot/2006/10/post_b101.html
抱きしめたい!ロボットコンテスト2007結果発表 ベスト10
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/2007_bab6.html
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/aa.html(調査概要)
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/post_e334.html(男女別、年代別選択ロボット)


