お二人が皆様の前で無事に結婚式を挙げ、夫婦になったことを宣言いたします! 末永くお幸せに! Congratulations on your wedding!
5月16日、東京千代田区の日比谷パレスにて、ロボットが結婚式(人前式)の立会人代表を務め、式の進行から結婚の宣言および承認までを参列者の前で執り行った(動画1~3)。ロボットによる人前式の立会人代表は世界初(結婚式での司会は韓国で実施済み)。ロボットがけなげに、かつ粛々と務めを果たす姿に、式は終止和やかな雰囲気に包まれた。
立会人代表を務めたのは、「アクトロイド」をはじめリアルな人型ロボの開発で知られるココロが開発した案内ロボット「I-Fairy(アイ フェアリー)」。新郎の奈良先端科学技術大学院大学の柴田智広さんと新婦の井上聡子さんがロボット関連の仕事を通じて知り合った(ロボットが縁で付き合った)ことと、新婦がココロに勤務していることから起用した。
また、日本人はロボットへの思い入れが欧米と比較して強いとよく言われるが、いまだに身近な存在にはなり得ていない。「こうした使い方を通じて、身近に感じてもらうきっかけになれば」(井上さん)と、ロボット事業に携わってきた担当者としての思いもある。
式では、I-Fairyは立会人代表という大役を果たしたが、実際にはプログラム通りに動作しただけである。普段の式で、神父に対して抱くような「ハート(情感を込めた承認や宣言など)を感じたかどうかはわからなかった」(柴田さん)ようだが、人とロボットとのインタラクションの研究を通じて、「いつかはシンパシーを感じられるようになるのでは」(同)と話した。I-Fairyの起用で、結婚式という人生最大のイベントが思い出深いものとなったことに、新郎新婦ともに大きな満足感を得ていた。
I-Fairyは、1月開催の「International CES 2010」で初披露した、身振り手振りを交えて案内ができるロボット。身長135cmで、台座部の旋回を含め計9軸を有する。脚は付いているが、歩行することはできない。価格は630万円で、製作した5台のうち2台を販売している(レンタルは行っていない)。国内でリリース発表ができていないことから、「今回の式を通じて販促につなげいきたい」(ココロRT営業部の小泉千沙恵氏)という。
動画1 I-Fairyの人前式の進行動作(リハーサル)
動画2 ロボット結婚式のリハーサル
動画3 ロボット結婚式本番のクライマックス。結婚の承認および結婚宣言
■関連サイト
2010.04.05 阪大など、表情豊かなアンドロイド発表、アクチュエータなど削減し取り扱いを容易に
http://robonable.typepad.jp/news/2010/04/05kokoro.html#tp
ロボット業界最前線2007
ココロ「不気味の谷」を越えるレベルにまで到達したのではないでしょうか
http://robonable.typepad.jp/robot/2007/10/post_a0df.html
抱きしめたい!ロボットコンテスト2007結果発表 ベスト10
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/2007_bab6.html
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/aa.html(調査概要)
http://robonable.typepad.jp/news/2007/11/post_e334.html(男女別、年代別選択ロボット)


