IHIは、箱の中にバラ積みした部品を衝突させずに1つずつ自動で取り出せる「バラ積みピッキングシステム」を開発した。多関節ロボットに2008年に開発した3次元物体認識技術を組み合わせることで、部品の取り出しや加工機へのセッティングが行える。価格は重量60kgのワークを可搬できる構成で約1,500万円。2010年度に5システム、2011年度に15システムの販売を目指す。
開発したシステムは、レーザ光による3次元距離計測で多関節ロボットのハンドとバラ積みした部品との距離を計測し、計測データと事前に登録した部品の3次元データを照合。部品の位置や姿勢、さらに部品の傾きや重なりを認識する。これにより、ロボットと部品が入っているケースとの衝突や、部品同士の衝突が発生しない位置にある部品を選択して取り出すことができ、取り出しミスや部品の破損を防ぐことができる。
取り出しに失敗した場合は再度、計測から取り出しまでの作業を行うリトライ機能も備えており、バラ積み状態からの部品の取り出しから、加工機へのセッティング、加工終了後の取り出し、整列作業までの一連の作業を自動化することができる。
システムは、6軸垂直多関節ロボットや3次元距離センサのほか、制御装置、バッファなどで構成。3次元距離センサの計測範囲は800mm× 1,000mm。計測時間は約57秒。
開発したピッキングシステムを皮切りに、2011年に組立ロボット(セル生産ロボット)、2012年には精密仕上げロボットの市場投入も計画。小川俊昭IHI技術開発本部プロジェクトセンター所長は、「ロボットのコンセプトはできている。自社の生産ラインに適用してからら提供を始める」とし、3年後に事業規模20億円に育てる考え。
■関連サイト
2009.11.13 【追記】オムロン、3眼ステレオ視による画像認識技術を開発、ピッキングの自動化を提案
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http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091030-a6fa.html#tp
2009.03.25 東北大学 食器洗浄・収納ロボを公開、重なった食器を1枚ずつハンドリング
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090325-1-8481.html
2008.09.22 IHI、高速なピッキングを可能にする3次元形状物体認識技術を開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080922-ihi3-d.html
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http://robonable.typepad.jp/news/2008/02/20080215-d0aa.html


