不二越は、有機EL基板の搬送用ロボットを、海外の大手パネルメーカーから200台受注した。受注金額は明らかにしていないが、10億円以上と見られる。2010年末から2011年初めにかけて供給する。ロボット事業は2010年11月期の売上高はピーク時の半分以下の見通しだが、大型受注を契機に2011年以降の売上増を目指す。
不二越が受注した搬送ロボットは第5世代(1,100mm×1,300mm)のガラス基板に対応する。可搬重量は1アームあたり80kg。受注先と共同開発し、有機ELの基板に合わせて仕様変更を行った。
第5世代以上の大型有機ELは量産技術が確立していないが、3Dテレビの普及に伴い、応答速度の速い有機ELをテレビに採用しようとする動きが活発化している。不二越は液晶ガラス基板の搬送ロボットで培った実績を生かし、大型有機ELの搬送ロボットを受注した。
不二越が有機ELの新規プロジェクトを獲得できたのは、2009年から新規市場の開拓チームを発足し、戦略的に受注提案したことも背景にある。電機や機械、航空機、鉄道のほかエネルギーなど非自動車の市場を開拓する方針を掲げている。
特にエネルギー・インフラ系の市場に力を入れており、同市場の売上高を2009年12月~2010年5月期に前年同期比8%伸ばした。有機ELのほか国内外で需要が好調な太陽光発電など新分野を掘り起こし、2桁以上の伸び率を目指す。
■関連サイト
2009.12.02 ダイヘン、中国に基板搬送ロボット工場、今月中に設立し来年5月から生産開始
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2009.11.24 安川電機、有機ELパネルの搬送に向け真空ロボ2機種投入、平行リンクにより剛性確保
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/24yaskawa.html#tp
2007.06.05 平田機工、第10世代液晶パネル用ガラス基板向け高速搬送ロボ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2007/06/20070605_ca57.html#tp
2006.12.21 不二越、大型ガラス基板向け搬送ロボ発売-可搬重量400kgに倍増
http://robonable.typepad.jp/news/2006/12/20061221_6662.html#tp


