ワイズ・ラブは大阪・堺市の「大産業祭」で、乳白色のアクリル樹脂キャップの中で光るLEDを並べて壁状に組み上げた、人とインタラクションができる「hap_Wall」(ハップウォール)を披露した。縦32個、横32個、計1,024個を並べて構成しており、内蔵センサを組み替えることで人が近づくとキャラクターを表示したり、複数人でゲームを楽しんだりすることができる。遠くからでも視認することができ、各種イベントでのアイキャッチに効果を発揮する。レンタルで提供しており、3日間で15万円から(別途コンテンツ制作費や搬送費などが必要)。「ひらかたパーク」や「ベンチャーエキスポ2009」などでの利用実績がある。
エンターテイメント向けのシャープ製ワンチップマイコン「HAP(Home and Amusement Processor)」を内蔵しており、これに各種センサを搭載することで様々なインタラクションが行えるのが特徴。前身となるキューブ型インテリア商品「hap(ハップ)」では、センサネットワークを構築することでhap同士でコミュニケーションができたが、これを壁状に構成することで人とインタラクションできるようにした。壁に直接触れられる大型ビジョンシステムは珍しい。
センサを組み替えることで様々な機能を持たせることができ、例えば、ひらかたパークでは赤外線距離センサにより人が近づいたことを検知してキャラクターを表示したり(動画上)、ベンチャーエキスポ2009では顔認識用カメラとタッチセンサを搭載して、片方の人が顔が表示されている個所を叩くと顔がつぶれ、もう片方の人がカメラの前でそれから逃げる対戦型ゲームを表示したりした。顔認識用ミドルウエアには「OpenCV」を使用しており、外部PCでデフォルメ処理したうえでhap_Wall上に表示している。また、大産業祭ではICタグを埋め込んだジャンケンの表示を読み取ることで、hap_Wallとジャンケンゲームを楽しめるようにした。
画素数が粗いため、広告表示をはじめ一般的なデジタルサイネージでの用途には不向きだが、タッチセンサに加え、乳白色のアクリル樹脂により創出される独特な光り方により、人と柔らかなコミュニケーションがとれる。今後は、静電容量センサを全面に貼ることで、壁を触ってのテトリスやブロック崩しなどの体感型ゲームや落書き(動画下、こちらは準備段階の映像)など、より人とのインタラクションを意識したコンテンツを用意したいという。


