三次元メディアは、産業用ロボットを使ったピッキング作業に向け3次元で対象物を認識するカメラシステムを開発した。バラ積みされた複雑形状の対象物でも、約1秒で認識して的確に取り出す。人手作業に依存している加工部品の治具による取り付け作業を自動化できる。2011年3月に300万円で発売。3年後に1,500台の販売を目指す。
開発したシステムの名称は「TVSシリーズ」。従来のカメラシステムは対象物を2次元画像で捉えるため、立体的に重なり合った対象物を認識して取り出すのが難しかった。3次元で認識することにより、例えばピッキング時にアーム先端を傾けて把持するなど、より安定した持ち方で保持することができる。 システムは、独自開発した130万画素のステレオカメラと制御ソフトから構成。あらかじめ対象物のCADデータを登録しておくとカメラで輪郭を認識する。また、複数の対象物を判別することもできる。20cm程度のサイズであれば0.5mmの精度で動かせる。カメラはロボットアームの先端にも取り付け可能。 プロジェクタを搭載し対象物に模様を投写して判別するタイプも用意した。
生産現場では、加工品を治具に取り付ける作業を人手に頼るケースが多い。開発したシステムで自動化し24時間稼働にすれば、作業者の習熟度に関係なくミスを減らして工程を低コスト化できる。今後はハンドを取り換える機能などを盛り込み、組立作業にも使えるようにしたいという。
同社は立命館大学発ベンチャー。同システムを8~10日開催の「国際画像機器展2010」に出展する。
■関連サイト
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