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2010.03.12 VRテクノ、3D動画の撮影・送信が可能なステレオカメラデバイス、2010年度に製品化

VR  VRテクノセンターは、被写体を動画で立体的に撮影して送信できるステレオカメラデバイスを開発した。携帯可能な大きさで無線LAN通信に対応。遠隔医療や視覚障害者向け支援装置、ロボットなどに用途を見込む。2010年度中に製品化する計画。

 開発したデバイス「◎c◎スティッカー」は、15gのカメラ本体と画像変換や通信などを行う250gの制御ボックスで構成する。カメラは2眼レンズで左右の間隔は人の目とほぼ同じ70mm。撮影した左右のデータを元に立体画像に変換し、3次元映像モニターで立体的に表示する。被写体の寸法や色、カメラとの距離を計測して、その情報を文字化する機能もある。

■関連サイト
2008.03.28 VRテクノ、自律型の無人交通整理システム開発。片側交互通行を適切に整理
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080328-vr-e31.html

2008.02.29 VRテクノセンター、移動しながら音楽・放送流すイベント用ロボ完成
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080229-vr-680.html

2007.09.17 VRテクノセンター、Wiiリモコンで動く台車ロボを試作
http://robonable.typepad.jp/news/2007/09/20070917_d2c9.html

2010/03/13 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.12 電通大と九州工大、18日に産学共同開発ソフトの著作権のあり方でシンポジウム開催

 産学共同研究で生まれるソフトウエアの著作権をどう扱うべきか―。
 ソフトウエアは特許と大きく異なる知的財産だが、これまでどの大学でも明確な規定を整備できずにいた。これを議論するシンポジウム「共同研究におけるソフトウエア著作権の取り扱いと柔軟な契約交渉事例」が18日に、東京・一橋の学術総合センター・一橋記念講堂で開催される。産学連携によるソフトウエアの本格活用が進むと、このままではトラブル必至とあり、企業の関心も集まっている。

 同シンポジウムは電気通信大学と九州工業大学による共催。2部構成で、両大学がそれぞれリーダーを務める3研究会の成果報告が中心となっている。
 ソフトウエア著作権を扱う第1部は13大学などで議論してきた、著作権を考慮した共同研究契約の雛形作成を紹介する。すでにある各大学の共同研究契約のひな型はそのままに、著作権事項を追加することを模索中だ。研究者個人の権利を重視する九州工大独自の案も注目される。
 第2部では、産学双方の納得を得やすい共同研究契約の参考事例を取り上げる。13大学15社の契約担当者で構成する研究会で提案された30超の仕組みを分類し、事例集にまとめる途中段階だ。

 講演は電通大、九州工大の教員のほか、光和総合法律事務所の竹岡八重子弁護士、鹿島の桜井克己ライセンスグループ長、東京大学の峯崎裕知的財産統括主幹らが行う。参加無料。詳細は、電通大ホームぺージを参照してほしい。

■「平成21年度文部科学省『産学官連携戦略展開事業』シンポジウム 共同研究におけるソフトウエア著作権の取り扱いと柔軟な契約交渉事例」をダウンロード

■関連サイト
2010.02.08 知能化プロ、一部RTCをOSSとして公開へ、各種知能化パッケージとして整理・統合
http://robonable.typepad.jp/news/2010/02/08rtc.html

トレンドウォッチ
「ソフトウエアベンダーに引き継ぐか、OSSとしての提供が考えられる」-UCROAおよび知能化プロの成果物の提供について- 産業技術総合研究所 比留川研究部門長に聞く
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/05/ossucroa-acdf.html

2010/03/13 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.11 神奈川工科大、金型内部の動作の可視化にめど、プレス金型の下死点制御など実現へ

 神奈川工科大学の遠藤順一教授は、超音波センサ(探触子)を用いて、プレス加工時の金型内部の動作を可視化することにめどをつけた。超音波センサにより加工中の金型と製品間に生じるすき間を破壊することなく検出するもので、プレス機の金型モーションの把握や下死点の制御の実現が期待される。

 金型システムの内部に超音波センサを組み込み、金型と試験片の境界で反射する超音波エコーの強度を計測した。センサからの信号は、超音波探傷器により電圧として出力する。また、計測したデータはA/D変換器を経由して計測用パソコンに取り込んだ。
 実験の結果、プレス機のスライドが降下して試験片の変形が生じると金型との接触面が増加したという。試験片と金型との接触圧力により超音波エコーの反射強度が変化した。超音波の透過波を使っても同様の計測が行える。

 加工中におけるすき間の減少を時系列で計測することができ、データを元にした、金型に対するプレス機の加圧能力の調整などに役立つという。

2010/03/11 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.10 日本電産サーボ、生活支援ロボットや太陽光発電向けステッピングモータを開発へ

 日本電産サーボは、生活支援ロボットや太陽熱発電向けのステッピングモータを開発する。両分野は低速で静止時間が多い動きが求められ、パルス信号ごとに一定角度回転するステッピングモータの強みを生かすことができると見ている。大学と連携しながら、動作停止位置の精度向上など、実用化に向けた研究開発を進める。制御モータとしてサーボモータの低価格化が進む中、ステッピングモータならではの独自機能を開拓して差別化を図る。

 事業化の時期は開発の進展を見きわめながら今後詰めていく。2010年度の研究開発費は、前年度の5億7,000万円を上回る見込みで、ステッピングモータの用途開拓に関する研究開発費を優先的に割り当てる予定。回転角をより微細に制御できる構造や、用途に適した制御ソフトウエアの開発などを進める見込みだ。

 産学連携では、ロボットとモータの制御統合の研究を行っている長岡技術科学大学の大石潔教授の研究グループと連携に向けた協議を進めている。
 同社の主力となるステッピングモータは、アンプなどの制御装置を伴うサーボモータよりも低価格にできるのが特徴だが、今後は独自機能を追求して差別化する。用途開拓では介護や清掃用などのサービスロボットや、太陽の位置に鏡の向きを追従させる太陽光発電など、市場の成長が期待できる分野に注目した。

■関連サイト
2009.11.17 メレック、2相ステップモータ向け制御ドライバ開発、最小回転角度0.018°実現
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/17merec.html

2009.11.02 ミネベア、光学式エンコーダ付きステップモータ発売、クローズドループ制御が可能
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091102-4590.html

2009.06.12 ミネベア、減速機を付加したハイブリッド型ステップモータを追加
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090612-6337.html

2009.06.03 ナブテスコ、高効率発電向け装置開発、太陽の追尾に精密減速機を活用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090603-5c59.html

2009.05.15 ミネベア、PM型ステッピングモータ発売、量産品では世界最高の高分解能
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090515-pm-5e5.html

2009.04.03 ヤマハ、ベクトル制御方式の単軸ロボ発売、サーボモータと同等の性能を確保
http://robonable.typepad.jp/news/2009/04/20090403-1ee0.html

2010/03/10 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.10 NEC、センサ付きRFIDによるトレーサビリティシステムをSaaS方式で4月より提供

 NECは、温度・湿度・衝撃センサ付きRFIDタグを活用した物流品質のトレーサイリティシステムをSaaS方式で4月からサービスを開始する。初期登録費用は15万円、サービス料は月額2万円から(センサタグ管理対象10個当たり)。サービス利用とタグ貸し出し(10個から)のセットは月額3万2,000円(税別)から。今後、3年間で200社での採用を目指す。また、「おサイフケータイ」を利用した現場向けのサービスについても対応を予定する。

 センサ付きRFIDタグを商材に取り付け、生産拠点の倉庫から物流拠点、顧客に納品するまでの流通過程を管理する。一定間隔での温度・湿度情報と衝撃発生時の情報を収集することで、輸送過程を「見える化」する。インターネットにアクセスするだけで、流通過程での温度、湿度、衝撃の記録データをいつでも保管、参照、取り出し、分析することができる。

 センサタグへの記録・条件・異常検出条件などの設定のほか記録データの異常検出時の高速判定・通知、異常の有無がひと目でわかる分析リポートの出力、タグ内の記録データのダウンロード・保管・検索などの機能を備える。

センサ

 

 

 

 

 

 

■関連サイト
2008.12.11 NEC、長距離・双方向通信対応のRFIDタグと制御装置を発売、センサ連携で高精度監視
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081211-necrfi.html

2008.11.06 仙台水産とNEC、RFIDで流通過程の水産物管理の実証実験を開始
http://robonable.typepad.jp/news/2008/11/20081106-necrfi.html

2008.09.17 日通、RFID貨物追跡システムを30日より本格運用
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080917-rfid30.html
 

2010/03/10 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.10 三重大や凸版印刷など、安全性の高い全固体ポリマーリチウム二次電池の試作に成功

三重大学  三重大学は、三重県産業支援センターや凸版印刷などと共同で安全で薄く、かつ柔軟性のある「全固体ポリマーリチウム二次電池」の試作に成功した。今後、電池構造の最適化や製造プロセスの確立を進め、有機ELディスプレイなどの電源としての実用化を目指す。

 電解質が引火性のある有機電解液ではなく、固体ポリマーであるため安全性が高い。電気回路などを塗布した電極の間に、電解質を挟み込んで貼り合わせる。
 試作品の厚さは0.45mmで、折り曲げが可能。これまでの固体ポリマー二次電池の作動温度は60℃以上の高温域とされてきたが、電解質の分子構造を変えてイオンが通りやすくしたことで、0~25℃の室温でも作動する。作動電圧は1.8V(放電深度50%時の電圧)。開発には三重県工業研究所や鈴鹿工業高専、三重県内に工場がある5社が参加した。

■関連サイト
2010.02.12 パナソニックVBのイブリダセル、鉛バッテリと互換性ある2輪車向けバッテリを発売
http://robonable.typepad.jp/news/2010/02/12ibr.html

2010/03/10 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.05 BLオートテック、ドア開閉作業が行えるマニピュレータとハンド開発、レスキューロボ向け

Imgp4884  ビー・エル・オートテック(BLオートテック)は、レスキューロボットに搭載して使用するマニピュレータと回転式電動ハンドを開発した。来週8~12日に米国テキサス州で開催される「災害対応ロボット試験評価会」(主催:米国商務省標準技術研究)に、同システムを搭載したレスキューロボット「UMRS2009(Utility Mobile Robots for Search2009)」で参加し、ドア開放などに取り組む。2010年度以降の販売を検討しており、UMRS2009を含むシステム全体の価格は1,000万円程度を予定。また産業用途に向け、これら単体での提供も検討する。

 UMRS2009は、国際レスキューシステム研究機構(IRS)と共同開発したレスキューロボ。2006年~10年度までの「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」(NEDO)の「特殊環境用ロボット分野-被災建造物内移動RTシステム」で開発した。開発したマニピュレータとハンドは、オプション搭載して使用する。

 マニピュレータは遠隔操作とPTP制御(Point-To-Point control)両用タイプで、先端に取り付けた回転式電動ハンドを操作することで、ドアノブを把持・回転してラッチ部の解除を行う。丸形・レバー型のいずれのドアノブにも対応する。
 ドアの開閉は、UMRS2009を遠隔操作することで行う。押しドアではUMRS2009が前進して押し開け、引きドアでは本体前部に搭載した電動式吸着機構でドアを吸着把持し、後退して開ける。ドアの開閉は、そのサイズにより開閉時の回転半径が異なるため、それぞれに対応したマニピュレータの軌道計画が難しいとされる。同機構は、UMRS2009の動きに合わせてスライドするため自在に対応することができ(動画1)、その搭載により解決した。
 また、把持駆動部はエンドレス回転仕様になっており、ドアノブをスムーズに回転することができる(動画2)。従来ハンドでは回転角度に制限があり、ドアノブを把持するときの初期位置合わせが重要になっていた。

 ハンドは直径60mm、重量500g以下の重量物を把持することができ、産業用途での提供も視野に入れる。例えば、自動車のヘッドライトの組み付けのように、ワークを把持し1回転以上回す必要があるような作業への活用を見込む。

 なお、参加する災害対応ロボット試験評価会は、アメリカの国立標準技術研究所(NIST:National Institute of Standards and Technology)が、アメリカ国土安全保障省(DHS)の進める科学技術標準化総合計画(Science and Technology Directorate Standards Program)の一環として、レスキューロボの性能評価手法の標準化を目指す取り組み。その有効性を確認するために、世界各国のレスキューロボの性能評価訓練を行っている。様々な項目があるが、押しドアと引きドアの両タイプの開放に成功したレスキューロボは、いまだないという。
(取材&テキスト作成:三月兎 ロボットファン.net)

動画1 引きドアを開放するデモンストレーション。ハンド内にあるLED照明により、暗闇でも作業が行える。

 

動画2 エンドレス回転式のハンド。外形寸法は、直径86×L176mm、質量0.8kg。把持力:40N、把持速度:最大7mm/s、把持ストローク:最大60mm、回転力:1.3Nm、回転数:最大12rpm、回転角度:エンドレス。付帯機器としてCCDカメラ、LED照明を備える。電源DC24V。

■関連サイト
2010.02.26 BLオートテック、レスキューロボに搭載して使用するマニピュレータと電動ハンド開発
http://robonable.typepad.jp/news/2010/02/26bl.html

2009.11.23 IRS、レスキューロボ向けドアノブ開放マニピュレータ開発、簡素な3段式収納型を採用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/23irs.html

2009.07.21 レスキューロボットの特殊災害対応車への配備はそう遠くはないはず
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090721-1a43.html

2009.07.15 IRSなど、新型レスキューロボット公開、マニピュレータによるドアの開放を披露
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090715-irs-cb.html

2009.02.16 NEDO、戦略的先端ロボ要素技術開発プロの継続事業を発表、早期事業化を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2009/02/20090216-nedo-6.html

2010/03/05 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.04 名大、物体の移動方向を特定できる圧力センサ完成、ロボットハンドなどに応用へ

名古屋大学  名古屋大学工学研究科の福田敏男教授、中島正博助教らは、物体の移動方向を単体で検出できる圧力センサを完成した。複数の圧力センサを並べることで移動方向を特定する方法はあるが、単体のセンサで行えるのは珍しいという。ロボットグリップやロボットハンドなどに搭載すれば、少ないセンサで把持した対象物の回転方向などを検出することができる。

 開発したセンサは、凹型に成形した樹脂の凹(へこ)み部分に電極で挟んだ圧電素子を据えた構造。圧電素子は加わった圧力を電圧の大きさで測定する。圧電素子上部には球を設置し、その上をゲルシートで覆う。ゲルシート上で物体が動くと球が圧電素子上を移動し圧力が加わる。
 電極の形状を工夫することで、同一圧力でも加わる位置によって電圧の大きさが変化する仕組みとした。これを利用することで上部の物体が移動する方向を特定することができる。

■関連サイト
2010.01.26 BLオートと兵庫県立工業技術センター、磁気式触覚センサ開発、10万円以下を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/26blauto.html

2009.12.17 アルプス電気、小型の防水圧力センサ開発、ピエゾ抵抗式やMEMS技術により小型化
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/17alps.html

2009.12.07 名大の福田教授、大腸菌の鞭毛を制御する技術確立、超小型ロボの推進力に応用も
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/07nagoya.html

2008.11.20 BLオートテック、薄型6軸力覚センサをICRT2008に出展
http://robonable.typepad.jp/news/2008/11/20081120-bl6icr.html

2008.09.09 名大、歩行・雲底渡りするゴリラ型ロボットにはしご登り機能を追加
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080909-05ec.html

2008.08.04 ワコーテック、低価格のロボット用6軸力覚センサを10月発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/08/20080804-610-99.html

2010/03/05 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.03 静岡大と豊田中研、LED活用の無線通信イメージセンサ開発、毎秒10Mbitの通信速度

静岡大 静岡大学電子工学研究所の川人祥二教授らと豊田中央研究所は共同で、発光ダイオード(LED)を活用して、長距離・高速の無線通信を可能にする撮像素子(イメージセンサ)を開発した。ケーブルを使わずに無線で、屋外で約100m離れていても正確にLEDの光を探索し、毎秒10Mbitという世界最高レベルの通信速度を実現。車載用や高度道路交通システム(ITS)への実用化を目指す。

 開発したイメージセンサは、画像用と通信用の画素を交互に配置。別のカメラで撮影した画像から高速に点滅するLED光源の位置を認識し、信号を取り出す。例えば見通しの悪い交差点では、路側カメラが得た歩行者や周辺車両の情報をLED信号で運転者側のイメージセンサに知らせることができる。
 LEDは信号や車のテールランプなどへの採用が拡大。カメラも交通監視用や車載用に普及している。イメージセンサーと組み合わせることで高度な車車間通信や路車間通信が可能になる。

■関連サイト
2009.10.07日産、群走行するロボカー披露、UWB通信で誤差5cmにて他の位置を推定
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091007uwb5cm-.html

2009.01.06 OKI、歩行者・車間で狭域通信できる携帯電話用アタッチメント開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/01/20090106-oki-6e.html

2008.08.01 富士通、ユビキタス特区でのITS実験。免許取得次第開始
http://robonable.typepad.jp/news/2008/08/20080801-its-d2.html

2010/03/04 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.03 パナソニック、動画の「工場見える化システム」を海外工場向けに売り込み

パナソニック  パナソニックは、カメラによる画像分析を応用した改善ツール「工場見える化システム」を海外工場向けに売り込む(写真はレンゴーの採用事例)。通信回線の負荷を減らすカメラや記録装置を組み合わせ、海外導入へのハードルを下げる。現在は国内拠点向けが大半で、海外実績はパナソニックグループで一部あるだけ。ただ海外工場向けの引き合いが増えており、2012年度には海外分が売上高の3割を占めると見込む。

 工場見える化システムは、工場現場をカメラで24時間撮影し、作業員の動線や作業内容、トラブルを分析、生産性の向上につなげるもの。同社はグループ内外に販売しており、これまでに約120社、160拠点で採用されている。ただ製造現場というセキュリティが必要な場所を撮影することから、動画伝送にも専用回線が必要となるため、通信インフラの増強が欠かせない。そのため海外拠点での導入は進んでいない。

 そこで、システムの主要構成機器となるカメラと記録装置で、動画データの圧縮率が高いH264規格に対応するようにし、動画伝送による通信インフラへの負荷を抑えた。リアルタイムに映像を伝送するにはまだ負担は大きいが、録画データの夜間伝送と組み合わせることで、通信インフラへの負荷はかなり抑えられると見ている。
 国内企業の多くが海外に製造拠点を展開しているが、トラブル対応や工程改善には国内からの出張が避けられない。同システム導入により、生産性向上だけでなく出張費用の削減につながる点も訴求する。

■関連サイト
2009.01.20 パナソニック、1台のカメラで撮影した画像をもとに動線描画が行えるソフト開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/01/20090120-1-7c90.html

2008.05.14 富士通研、複数カメラ映像を瞬時に合成する技術を開発。購買活動調査などに応用可能
http://robonable.typepad.jp/news/2008/05/20080514-d505.html

「ロボナブル2008年9月・10月特集
顧客行動の“見える化”にRT(Robot Technology)の役割を埋め込め!
PART2顧客行動のモニタリングに役立つ技術・ソリューション」
(1)マーケティング情報の取得にかなり役立つ「環境情報構造化」
http://www.robonable.jp/monthly/2008_09_10/p2.html#p001

(3)複数人の行動・動線のモニタリングに役立つ「画像処理技術」
http://www.robonable.jp/monthly/2008_09_10/p2.html#p003

2010/03/04 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.02 太陽ケーブルテック、漏洩磁束を抑制したケーブル開発、ロボットや医療機器向け

ケーブル  太陽ケーブルテックは、周囲への漏洩磁束を抑制したケーブル「SUNFF(サンエフエフ)ケーブル」(写真右)を開発した。ケーブルの内部構造の工夫により導体サイズが44m㎡の従来品と比べて漏洩磁束を1/10に減少した。将来の大電流化による漏洩磁束の増加を防ぐ。医療機器や環境対応車用充電器、ロボットなどでの需要を見込む。

 導体サイズ2~38m㎡に対応。最小受注単位は1,000mmで、価格は個別見積もり。既存品でも不具合はないが、大電流を流す場合は漏洩磁束を抑えるため金属板などの磁気シールド材で外部を被覆する必要がある。また、柔軟に曲げることができず、用途が制約される課題があった。
 従来は同サイズの2本の導体を内蔵した構造(写真左)だったが、1本の導体のまわりを4本の細い導体で囲む構造に変更した。往路と復路の電流の中心軸を一致させることにより磁束を打ち消す。

 大電流による大きな漏洩磁束は、医療機器用のセンサなどが誤操作する可能性がある。同社はケーブル自体の漏洩磁束を低減したことで幅広い用途を提案する。

■関連サイト
2009.07.22 沖電線、高屈曲性能を持つロボットケーブル直販、10m単位で迅速に供給
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090722-10m-01.html

2008.10.16 沖電線とファナック、耐ノイズ性2倍のモータ駆動用ケーブル開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081016-2-70b1.html

2007.12.13 沖電線、耐屈曲性10倍の産ロボ向け電線ケーブル開発
http://robonable.typepad.jp/news/2007/12/20071213_ff6e.html

2007.12.06 ケーブルメーカー各社、ロボット向け製品開発強化
http://robonable.typepad.jp/news/2007/12/20071206_3b34.html

2010/03/02 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.02 タニタ、4月から遠隔疾病管理システムの提供開始、Continua対応の健康機器を活用

 タニタはNTTグループと共同で、自社の健康計測機器と通信端末を使った遠隔疾病管理システムを4月から提供する。ITを活用した健康管理を目指す「Continua Health Alliance(コンティニュア・ヘルス・アライアンス)」のガイドラインに準拠したUSBレシーバをタニタが開発した。既存の健康管理サービスに比べて初期費用を抑えられるメリットを生かして、自治体向けに年1万件の契約を目指す。

 システムは公共施設などに配備し、地域住民の健康管理に活用する。タニタでは今後、測定機器自体がContinua Health Allianceのガイドラインに対応した製品も発売する方針。
 タニタの血圧計や歩数計、体組成計の計測データを、無線などでUSBレシーバ「MY-102」に送信。そのデータがUSBケーブル経由でNTTのフレッツフォンに転送される仕組み。料金は検討中。現在、タニタ単独でも同様のサービス「からだカルテ」を提供しているが、赤外線送信などの通信コストがかかっていた。

 Continua Health Allianceはヘルスケア関連機器の相互接続、蘊奥を可能にする標準規格の策定を進めている団体。世界で227社が加盟しており、日本でもパナソニックをはじめ24社が加盟している。

■コンティニュア・ヘルス・アライアンスの取り組みと日本での活動(米Intel資料)をダウンロード

■関連サイト
2009.10.07パナソニックの大坪社長、パワーアシストロボットなどを紹介、また安全技術の開発で業界の先頭に立って取り組むことを表明
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091007-b388.html

2009.07.09 オムロンヘルスケア、Continua規格対応の血圧計など2010年2月に世界同時発売
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090709-contin.html

2009.06.26 経産省、IT活用した健康管理システムの海外展開を支援、カナダで実証実験
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090626-it-855.html

2009.01.15 経産省、IT活用し遠隔地域医療のインフラ整備、モデル地域を公募
http://robonable.typepad.jp/news/2009/01/20090115-it-2a0.html

2008.12.11 慶大、NECなど、東京都奥多摩で遠隔予防医療相談システムの実証実験を開始
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081211-nec-90.html

2010/03/02 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.02 村田製作所、赤外線向け焦電センサ開発、同社従来製品比50%に小型・薄型化

村田  村田製作所は、同社従来品比で体積約50%、高さ約10%に小型・薄型化した、表面実装対応の焦電型赤外線センサ「IRS-Bシリーズ」を発売した。省エネや防犯といった用途で各種機器への搭載が増えている人感センサに搭載して使用する。サンプル価格は200円。月産100万個を目指す。

 同社独自のパッケージ技術と焦電セラミックス材料の改良などにより小型・薄型化を実現した。サイズは、4.7mm×4.7mm×2.4mm。他社の一般的なリード品と比較しても、体積で約20%、高さ約50%の小型・薄型化を実現している。併せて、レンズの曲率を大きくしたフラットレンズも開発しており、搭載機器のフラット化に寄与する。

 省エネや防犯、介護などのシーンで人体検知のニーズが高まっており、テレビやエアコン、デジタルフォトフレームなどの家電のほか、Webカメラやセキュリティ機器、さらには照明機器の自動スイッチへの採用が増えている。これらに向けて提供する。

2010/03/02 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.01アルプス電気、長距離検知が可能な磁気センサ開発、扉の開閉・部品の脱着検知で利用

アルプス   アルプス電気は、小型・薄型化ながら同社従来比1.6倍の長距離検知を可能にした磁気センサを開発した。白物家電の開閉状態の検知のほか、ドアや窓のセキュリティシステム、産業機械の付属品の脱着検知に利用することができる。価格は税込みで500円。4月より量産を開始し、2011年4月には月産100個を目指す。

 同社独自の高精度磁気素子の利用により長距離検知を可能にし、動作磁界Hon=0.6T(テスラ)を実現した。また、サイズは14.15mm(幅)×奥行き5.00mm(奥行き)×高さ13.00mm(高さ)と小型・薄型化を実現し、限られた設置スペースへの搭載が可能になる。搭載方式にはスナップインタイプを採用しており、製品への取り付けが容易に行える。
 白物家電の開閉状態の検知に向け、スイッチング出力タイプの磁気センサ、コネクタ接続タイプも用意している。

 最近は、省エネや安全などの観点から、多くの白物家電には蓋や扉の開閉状態を検知して動作を停止・再作動したり、内部の照明をオンオフしたりする機能が搭載されている。磁性体を組み込み、その接近や後退により開閉状態を検知する方式が増えている。また、類似の方法は住宅のドアや窓のセキュリティシステムや、産業機械などの器具・機械類の付属装置の脱着検知でも応用されており、このような幅広い用途に向けて提供する。

■関連サイト
2010.01.26 BLオートと兵庫県立工業技術センター、磁気式触覚センサ開発、10万円以下を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/26blauto.html

2009.02.17 アルプス電気、コネクタ接続型の磁気センサをサンプル出荷
http://robonable.typepad.jp/news/2009/02/20090217-45b5.html

2008.02.25 リベックス、シリンダーロッド位置計測用の変位磁気センサを発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/02/20080225-943f.html

2010/03/01 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.01 東大の下山教授、MEMSセンサでインパクト時のゴルフクラブヘッドに働く力の計測に成功

 東京大学の下山勲教授らは、微小電気機械システム(MEMS)センサを用いてインパクトの瞬間のゴルフクラブヘッドに働く力を計測する手法を開発した。クラブのフェース面に刻まれた溝の内部にMEME歪みセンサを埋め込む。インパクトの瞬間は、小さな接触面に大きな荷重が短時間に働くため、これまで計測が難しかった。

 センサは圧力を計測するビーム(両持ち梁状部材)とピエゾ抵抗型カンチレバー(片持ち梁状部材)で構成。小さなセンサでも球とクラブヘッドの接触面に働く応力分析を可能にした。剪断応力も計測できるため、ヘッドとボールの間の摩擦力も測定することができる。

 実験により、フックやスライスショットでの球のスピンの方向と剪断力の計測結果が一致した。また、応力分布の時間変化と球のフェース上のすべり現象も一致することを確認した。センサの多点化や有限要素法(FEM)解析の併用で、より詳細な解析や定量的な評価が可能になる。

ゴルフ

フェース面の溝の内部に組み込んだMEMS歪みセンサで計測する。剪断応力も計測できるため、ヘッドとボールの間の摩擦力も測定できる。

 

 

■関連サイト
2009.03.02 東大IRT研究機構、リアルタイムで体内を力学的に解析する技術を開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090302-irt-34.html

2008.12.18 東大IRTとパナソニック、食器を丁寧に扱いながら食器洗いを支援するキッチンロボ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081218-irt-1f.html

2008.12.04 東大IRT機構、ロボが日用品を探し出す要素技術開発、高齢者を支援
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081204-irt-ce.html

2008.11.17 東京大学IRT研究機構、1人乗り移動ロボット技術を開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/11/20081117-irt1-a.html

2008.10.27 東大IRT機構、家事支援ロボット開発、作業のやり直し、柔軟物の把持を実現
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081027-irt-5c.html

2010/03/01 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.03.01 経産省、組込みソフト業界支援へ、新組織によりOSやミドルウエアの一部を標準化

 経済産業省は、自動車や電機、産業機械など日本の主要産業を下支えする組込みソフトウエア企業(システムハウス企業)の支援に乗り出す。2010年度から3年間をかけて各製品やメーカーで重複するOSやミドルウエアの一部を標準化し、機能に関わるアプリケーション開発に注力できるようにする。組込みソフトウエアは2000年以降、開発規模が急速に増大し、製品の機能や品質を左右する重要な要素になっている。組込みソフト業界全体で開発力の水準を上げ、完成品とともに競争力の強化を図る。

 コンソーシアムを公募し、審査後に委託する。構成企業は20~30社程度を想定。2010年度の支援額は7億3,000万円。カーナビゲーションやエンジン制御、デジタルテレビの映像、音声制御などの各システム向けにOSとミドルウエアの一部を共同開発して共通化する。
 設定項目(機能を実現するため個々に設定する仕様や取り決め)の削減や自動作成ツールの商品化、国際標準化を目指す。組込みソフトウエア企業と自動車や家電などの大手企業とのマッチングも図る。

 組込みソフトのプログラム行数は2000年以降に大幅に増加。自動車は2000年の100万行から現在は500万~1,000万行に、DVDレコーダーは2002年の20万行から現在は100万行になっている。ハイブリッド車の価格に占めるエレクトロニクスの割合は47%を占め、製品の多機能化や高度化、環境性能対応は、組込みソフトにより下支えされている。

■関連サイト
2009.06.19 関経連、来春に組込みソフト開発機構来春を設立、産総研と連携を緊密に
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090618-8322.html

2008.09.03 近経局、組込みソフト開発の仕様の統一に向け推進会議を設置
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080903-8d4f.html

2008.03.20 東海ものづくり創生協議会、ロボット・ナノテク強化
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080320-0448.html

2010/03/01 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.26 BLオートテック、レスキューロボに搭載して使用するマニピュレータと電動ハンド開発

 ビー・エル・オートテック(BLオートテック)は、レスキューロボットなどに搭載して使用する、遠隔操作とPTP制御(Point-To-Point control)両用のマニピュレータと回転式電動ハンドを開発した。同社が汎用台車としての販売を予定するレスキューロボット「UMRS2009(Utility Mobile Robots for Search2009)」のオプションとして搭載することで、災害時のドアの開放や危険物の取り扱いなどが行える。3月3日に正式発表する。

 2006年~10年度までの「戦略的先端ロボット要素技術開発プロジェクト」(NEDO)における「特殊環境用ロボット分野-被災建造物内移動RTシステム」にて、国際レスキューシステム研究機構(IRS)と共同開発した。2009年11月には、電動ハンドと3弾式収納型マニピュレータからなるドア開放用マニピュレータの共同開発を発表している。
  開発したマニピュレータは、シンクロベルトにより直線運動を回転運動に変換する駆動機構を持つ。駆動部の2軸分を1つのアームフレーム内に収めたスリムな構造で、可搬性に優れる。電動ハンは過負荷保護機能を備える把持機構と回転機構を持ち、ハンド中心部には遠隔操作用のカメラとLED照明を内蔵する。

  同プロジェクト終了後は、これらとUMRS2009を特殊災害(NBC(N:Nuclear、B:Biological、C:Chemical))災害対応のレスキューロボットとして、NBC災害対応車両への搭載を目指す。NBC対応車両は、総務省の指示のもと全国の特別区と政令指定都市へ配備が進められている。1台当たり1~2億円程度の購入費がかかるが、ひとたび放射能などに汚染され、除去できない場合は廃棄処分される。高度救助用資機材になることが前提となるが、これを防ぐうえでNBC対応車両の分析機器の1つとしてレスキューロボットを配備できる可能性が見出されつつある。

■関連サイト
2009.11.23 IRS、レスキューロボ向けドアノブ開放マニピュレータ開発、簡素な3段式収納型を採用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/23irs.html

2009.07.21 レスキューロボットの特殊災害対応車への配備はそう遠くはないはず
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090721-1a43.html

2009.07.15 IRSなど、新型レスキューロボット公開、マニピュレータによるドアの開放を披露
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090715-irs-cb.html

2009.02.16 NEDO、戦略的先端ロボ要素技術開発プロの継続事業を発表、早期事業化を目指す
http://robonable.typepad.jp/news/2009/02/20090216-nedo-6.html

2010/02/27 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.24 エプソントヨコム、小型6軸センサを5月に販売、ジャイロ・加速度センサを1パッケージ化

エプソントヨコム  エプソントヨコムは、3軸の水晶ジャイロセンサと3軸の加速度センサを1パッケージに収めた小型センサを開発した。サイズは10mm×8mm×厚さ3.8mm。人物や物体の動きを記録・追跡する用途に適しており、ゲーム機器やスポーツのトレーニング、歩行者用ナビゲーションシステムなどの需要を見込む。サンプル出荷中で、5月に製品化する。サンプル価格は7,000円。

 2種類のセンサを1パッケージ化することで、実装時に精度を調整する手間を省いた。人物の場合は指先から体全体の動きまでを、低速・高速に関係なく正確に検出できる。消費電力は6.1mAで、6軸センサとしては世界最小という。微小電気機械システム(MEMS)を水晶に応用した「QMEMS」技術を活用した。

■関連サイト
2010.01.14 STマイクロ、加速度とジャイロ一体のモーションセンサ開発、高速~低速の動作検出可
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/14st.html

2009.11.21 ZMP、入力装置の研究に使えるモーションセンサをSDKとして発売、Windows7に対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/21zmp.html

2009.11.06 ZMP、早大高西研の人間計測センサの事業化で合意、Windows7との連携で用途開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091106-zmpwin.html

2010/02/25 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.24 マクシス・シントー、高速移動物も正確に検査できる3次元画像測定装置を5月に発売

マクシス   マクシス・シントーは、軽量の3次元画像測定装置「3Dロボットアイ」を5月に発売する。ロボットアームなどに取り付け、外観検査などができる。光源が発光ダイオード(LED)のストロボタイプで重量800g。プロジェクタタイプもある。価格はストロボタイプで100万円台の予定。

 計測方法は縞模様の光のパターンを対象物に投影して測定する位相シフト法と、2台のカメラで対象物を測定するステレオ法を組み合わせた。これにより1台で両立が難しかった対象物の表面の計測と段差の絶対値の計測が可能。計測範囲100mm×100mmで、計測精度は0.2mm以下。
 投影するのは従来の1色パターン3種ではなく、3色パターン1種にした。これにより撮影速度を従来の3倍にし、高速移動する対象物も正確に検査できる。

2010/02/25 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.24 スター精機、取り出しロボ特注機の受注を開始、12月期で200台の販売を目指す

スター  スター精機は、2週間~1カ月と短納期の小型射出成形機向け取り出しロボットの特注機「ターザンシリーズ」の受注を開始した。納期は通常の特注機の1/3~1/6程度。短納期で対応し、需要を開拓する。2010年12月期で200台の販売を目指す。

 本体全体を単純な構造として設計期間を短縮。また、多品種の部品を短期間で製造するチャック事業の製造技術や既存コントローラの採用で、製造期間を短くした。
 すでに完成した型締め力50t以下の射出成形機向けロボットは、エア駆動で取り出しアームが上下移動や回転、金型内での前後移動をする。1サイクルの時間は約6秒。同程度の仕様なら30万~50万円程度で受注する。


■関連サイト
2009.08.18 スター精機、取り出し時間が0.49秒の高速射出成形機用取り出しロボット開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090818-049-70.html

2007.06.04 スター精機、ロボ関連パーツの販売事業を強化-ネット販売サイトを改装
http://robonable.typepad.jp/news/2007/06/20070604_aa77.html

2010/02/25 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.19 三菱電機、RFIDタグを活用した通過経路の把握を紹介、安全な通学環境を確保へ

 三菱電機は、18、19日開催の「第7回 自動認識総合展 大阪」で、同社のUHF帯RFIDタグを用いたICリフレクターシステム(システム開発はサンズムーン、TEL(06)6210-1777)を展示、昨年9月から滋賀県草津市玉川地区で取り組んでいる、大学生や中・高・小学生、会社員など1万人を対象にした通過経路の把握に利用した実証実験を紹介した(図は、滋賀国道事務所配付資料)。通勤・通学状況を把握することで、例えば通勤と通学、学校ごとの主要経路をそれぞれ指定することにより安全な通勤・通学環境の確保につなげる。期間は3月10日まで。今後、同地区での成果をもとに他地域への水平展開や、防犯対策などへの応用を目指す。

三菱

図 システム概要。自転車やバッグ、ランドセルにUHF帯のICタグを取り付けてもらい、それを電柱などに設置したアンテナで受信し、読み取ったデータを管理センターに送信、一括管理する。

 自転車やバッグ、ランドセルの中にUHF帯RFIDタグを取り付けてもらい、電柱などに設置したアンテナで受信し、読み取りデータを管理センターに送信することで通過経路を把握する。アンテナの受信範囲は幅約4m、高さ約2mで、このエリアに入ると読み取りを行う。通学経路を中心に計7個所に設置した。また、自転車通勤・通学をする人には、自転車のスポークに取り付けて使用するICリフレクターシステムを配布。RFIDタグをパウチ加工したものを、ポリカーボネートケースに収納してあり、水分などによる電波への干渉を抑制している。

 実験では、通勤・通学自転車の経路別の通過台数や所要時間に加え、小学生の登校時間帯での自転車の通過状況を把握することで、地域住民と通勤・通学者の安全を確保する経路を検討する。また、実験的に通学経路を変更し、経路ごとの交通量の変化も計測する。
 今回の実験では、おもに経路把握を目的としておりRFIDタグには個人情報は入力していない。個人情報を入力しておけば個人の行動把握を行うこともでき、例えば、2006年に大阪市が取り組んだ「ユビキタス街角見守りロボット」実証実験のように、各ポイントでの生徒の通過履歴情報を保護者に送信するという使い方もできる。
 また実験では、通過自転車の補足率など、同システムによる通行調査における有効性を検証することも予定しており、これが確認されれば他地域への水平展開や、商業施設での動向調査、さらには子供や老人の見守りといった防犯への応用も検討する。なお、ICリフレクターシステムは立命館大学での駐輪場の管理で利用しているという。

 今回の実証実験は、国土交通省による「道路に関する新たな施策の社会実験」として、玉川地区交通・安全対策協議会の提案により実施されているもの。同地区は玉川小・中学・高等学校、立命館大学に加え、パナソニックグループや住宅団地を抱える。毎日9,000台弱の通学自転車が走行しており、歩行者と自転車による接触事故など、地域住民と通勤・通学者の安全の両立が課題となっていた。自転車と歩行の通勤・通学路の分離による接触事故の回避や、通勤と通学、学校ごとの主要経路をそれぞれ指定することで一カ所への集中を回避するといった施策の検討につなげる。

■関連サイト
あのロボットプロジェクトはいま? 実証実験のその後を辿る
第3回 「再び運用と評価を開始。が、資金面で早々から苦境に!? 『ユビキタス街角見守りロボット』実証実験」
http://robonable.typepad.jp/trend/2008/01/post-e337.html

特別編 「ユビキタス街角見守りロボット」実証実験のその後のその後
http://robonable.typepad.jp/trend/2008/03/post-5d00.html

2010/02/19 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.12 パナソニックVBのイブリダセル、鉛バッテリと互換性ある2輪車向けバッテリを発売

バッテリー  パナソニックの社内ベンチャーのイブリダセルは、リチウムイオン電池とニッケル水素電池を組み合わせた2輪車向けバッテリを製品化、4月からパーツ専門店などで販売を始める。鉛バッテリと互換性を持つ。これまで同社はレース車向けに特注対応していたが、今回から一般販売を始めることで事業拡大を狙う。

 製品化したのはリチウムイオン電池3セルとニッケル水素電池2セルによるバッテリ。車載発電機の発生電圧である14.5Vで充電できるのが特徴で、既存の鉛バッテリからそのまま置きかえることができる。価格は約10万円で鉛バッテリの5倍程度だが、寿命も約5倍。重量は鉛蓄電池と比べ、約半分の1.4kgとなる。また、電池の劣化が進行する鉛バッテリと比べて信頼性が高い。

 リチウムイオン電池、ニッケル水素電池とも民生品やハイブリッド車向けには実用化されているが、鉛バッテリの代替は難しかった。ニッケル水素は定電流方式で充電を制御するため、定電圧方式の鉛バッテリを代替すると過電流となる。一方、同じ定電圧方式のリチウムイオンでは1セル当たりの電圧の関係から、適切な充電で夏を得られなかった。同社では、2つの異なる電池をあえて組み合わせ、互いの充電電圧を相殺し、最適な充電電圧を確保することに成功した。

 これまで同社ではF1やモトGPなどの世界的なレース向けに軽量バッテリーとして特注で供給してきた実績を持つ。今回の製品も、まずヨシラムジャパンに試作品を供給し、昨年の鈴鹿8時間耐久ロードレースで優勝した車体に採用された。そのため一般販売では高性能機器としてのブランドの確立を優先する。最終的には月1,000個程度の生産体制を整える。

2010/02/12 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.08 豪州連邦科学機構、災害地などで高精度で人や物を追跡できる無線システム開発へ

 豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)情報通信技術研究センターの研究チームは、人や物に対して機能する無線位置追跡システム「WASP」の開発を進めている。低コストの構成部品を用いて、無線通信を受信できないような場所でも高精度で追跡できるポータブル機器の実用化を目指している。地下や鉱山、既存インフラが破壊された災害地などでGPSや無線LANが機能しない地域で使用できることを計画する。

 所定の場所に位置確認情報をやり取りするアンカー・ノード(通信機器)を配置。探索対象者や物体に付加した小型タグと無線通信で監視することで、所在を追跡する仕組みという。複数の電波が互いに干渉するマルチパス(多重通路)混信がなく、火災時の建造物に入る消防士や鉱山作業員らの位置確認に適している。問い合わせはこちら(E-mail:Mark.hedley@csiro.au)まで。

■関連サイト
2010.02.01 総務省、UWB無線センサ実用化へ前進、2010年末をめどに関連省令を整備
http://robonable.typepad.jp/news/2010/02/01soumu.html

2009.11.12 富士通、オフィス向け搬送ロボット披露、UWBなどを用いて自己位置推定を行う
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/12fujitsu.html

2009.10.07日産、群走行するロボカー披露、UWB通信で誤差5cmにて他の位置を推定【動画つき】
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091007uwb5cm-.html

連載「新産業の創造に挑む!関西のロボット商人たち」
最終回「無線メッシュネットワークを軸に価値あるソリューションを提供したい」
~通信技術RMRシリーズ、ユビキタス・センサソリューションを提供~ シンクチューブ 海藻敬之さん
http://robonable.typepad.jp/roboist/2009/08/rmr-408e.html

2010/02/08 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.04 実サービスをイメージしてRTCを統合へ、デザイン見本として提示も、平井fuRo副所長

 千葉工業大学 未来ロボット技術研究センター(fuRo)の平井成興副所長は2日開催の「ロボラボトークセッション」で「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」(知能化プロ)の話題に触れ、ロボットによるサービスをイメージしながらRTコンポーネント(RTC)の整理および統合を図る予定であることを明らかにした。システム構築の経験がある研究者に、RTCを利用したサービスシステムを構成してもらい、サービスロボットのデザイン見本として提示する。現在、「RTC再利用技術研究センター」にて、実際のサービス内容を想定しながらRTCの再利用性を検証しており、その取り組みの一環と思われる。

 平井副所長のコメントは、ロボットラボラトリーの石黒周リーダによるロボット業界におけるアーキテクト(ここでは建築家に近い意味)の必要性に対する問いに答えたもの。
 石黒リーダは、米Apple社がiPodやiTunesといったツールをもとに新しい音楽鑑賞スタイル(世界観)を提示し、かつ利潤が得られるビジネスモデルを構築したことに触れ、同様に、ロボット業界にもスティーブ・ジョブズのようなアーキテクトが登場することの重要性を指摘。その一方で、知能化プロの取り組みは全体像がない中でRTCを用意しており、米Appleの取り組みとは逆行しているのではとの疑問を投げかけた。

千葉工大  平井副所長は、全体での位置づけや動作する順序など見ながらRTCを用意しなければ意味のあるものにはならないとし、知能化プロの残り2年では、実際のサービスをイメージしながらRTCの整理・統合を進めていく方針を説明した。警備ロボットや清掃ロボットなど、具体的なサービスロボットの創出につなげる(写真)。また、システム構築の経験がある研究者に依頼してRTCを利用したサービスシステムを構築してもらい、さらにはサービスロボットのデザイン見本として提示することも計画しているという。

 これまでボトムアップ的に各RTCを構築してきたため、知能化プロ内でも目的および全体像の不明瞭さを指摘する声があったという。また、産業技術総合研究の荒井裕彦主任研究員は、ロボット産業振興会議による「平成20年度研究開発成果発表会」で「(現在の)プラットフォーム戦略は、開発ターゲットが不明なまま進められており、例えるなら、飾る絵がないまま立派な額縁だけが用意されているような状況」と指摘していた。そうした問題意識を踏まえ、かつRTCが蓄積されたことを受けての方針となる。

■関連サイト
2010.01.05 富士ソフト、RTCの再利用性を紹介、第三者によるレビューで技術的な底上げが必要
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/05fujisoft.html

2009.09.18 富士ソフト、RTC再利用センターの活動を紹介、教育分野に向けたRTCの提供を検討
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090917-rtcrtc.html

2009.05.27 前川、知能化プロのリファレンスハード紹介、来年度には無償の貸し出しを予定
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090527-5922.html

2008.10.16 NEDO、知能ソフトウエア再利用性向上技術の開発、産総研と富士ソフトに委託
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081016-nedo-4.html

トレンドウォッチ
「いまのロボット市場は『作って喜び、売って苦しみ、買って苦しい』状況なのでは」
-サービスロボットの市場の堅実な発展に向けた提言- 産業技術総合研究所 荒井裕彦
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/03/post-5587.html

学会発表で理解する 次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト
-着々と進むRTM化、目標の完遂には再利用技術研究センターの活動がカギに-
(2)ロボット知能ソフトウエア再利用性向上技術の開発
富士ソフト、RTC再利用センターの活動を紹介、教育分野に向けたRTCの提供を検討
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/10/rtm-4e27.html#p001

「ソフトウエアベンダーに引き継ぐか、OSSとしての提供が考えられる」-UCROAおよび知能化プロの成果物の提供について- 産業技術総合研究所 比留川研究部門長に聞く
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/05/ossucroa-acdf.html

2010/02/04 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.04 NEC、モバイル機器通信網の最適経路を自動的に選択する制御技術を開発

 NECは、携帯電話などのモバイル機器の通信網で、最適な経路を選び出す制御技術を開発した。通信の使用状況を監視し、複数の通信方式を切り替えながら空きのある経路を自動的に選択する。大容量通信でも高い品質を確保し、深夜など使用が少ない時間帯は基地局の電源を切るなど省電力で運用する。2015年以降に実現する新世代ネットワーク向け技術で業界標準を目指す。

 米スタンフォード大学を中心に、北米の大学などと共同開発した「オープンフロー」と呼ぶ技術を、従来の固定網に加えてモバイル網の制御に取り入れた。ネットワークの通信単位をフローで定義し、経路の選択を効率よく柔軟に行う。開発技術はすべて公開する。
 現行の次世代ネットワーク(NGN)では、通信経路の制御はルーターが担う。だが、多くの機能を持つルーターは大型で高価なほか、新サービスの導入で更新が必要になるなど自由度に欠ける。

 新技術は、経路の制御機能のみを持つ簡易な「プログラマブルフロースイッチ」で構成、既存インフラの制約を受けずに、クラウド・コンピューティングなどの新サービスを構築することができる。今回、モバイル機器の通信方式であるWiMAXとWiFiを動的に切り替えることを実証した。

 動画視聴などに一方の通信環境が悪化した場合、他方の資源を割り当てる。時間帯による利用者の増減や天候の変化などに有効に働く。通信資源の分散で効率が高まり、全体のシステムコストを半減以下にできる。
 15日からスペインのバルセロナで開かれるモバイル網関連で世界最大の展示会「モバイルワールド・コングレス2010」http://www.mobileworldcongress.com/index.htmに出展する。

■関連サイト
連載「新産業の創造に挑む!関西のロボット商人たち」
最終回「無線メッシュネットワークを軸に価値あるソリューションを提供したい」
~通信技術RMRシリーズ、ユビキタス・センサソリューションを提供~ シンクチューブ 海藻敬之さん
http://robonable.typepad.jp/roboist/2009/08/rmr-408e.html

2009.04.20 総務省、センサネットの実証実験に着手、IPv6などを組み合わせて都市をカバー
http://robonable.typepad.jp/news/2009/04/20090420-ipv6-9.html

2010/02/04 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.02.01 総務省、UWB無線センサ実用化へ前進、2010年末をめどに関連省令を整備

 総務省は超広帯域無線(UWB)センサネットワークについて、周波数帯7.25G~10.25GHzの無線が屋内で使用可能とする技術試験結果をまとめた。近畿総合通信局が産学と共同で測距・測位精度を検証し、既存無線システムとの共用条件検討などを行って判断した。実用化されれば工場や倉庫での安全管理や物品管理に活用できるとしている。今後は調査報告書の作成や審議を経て、2010年末までに電波法施行規則など関連省令を整備する。

 UWB(Ultra Wide Band)はパソコンやAV機器間での情報伝送など、通信用途での利用はすでに認められている。総務省近畿総合通信局では「反射波がある屋内空間でも高精度な位置測定が可能」として、屋内のセンサ用途での実用化を視野に、同志社大学やパナソニックなどと共同で検討会および技術試験を進めてきた。

 技術試験では、倉庫内に複数のUWB無線機を配置し、センサとして作動させた。距離や位置の測定精度、遮蔽物による減衰量、開口部からの屋外への伝搬などを検証した結果、測定誤差がおおむね想定通りで、屋外の既存無線システムへの干渉も許容範囲内だった。近畿総合通信局では実用化が期待できるとして調査結果を作成し、総務省の審議会に諮る。関連省令が改正されて実用化に至れば「物流管理やセキュリティ管理など多様な場面で使える」(近畿総合通信局)としている。
 これまでの検討会では周波数共用条件など技術的な側面での検証が中心だったが、今後は活用事例や利用のメリットを、より具体化していくことが普及へのカギとなりそうだ。

■関連サイト
2009.11.12 富士通、オフィス向け搬送ロボット披露、UWBなどを用いて自己位置推定を行う
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/12fujitsu.html

2009.10.07日産、群走行するロボカー披露、UWB通信で誤差5cmにて他の位置を推定【動画つき】
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091007uwb5cm-.html

2010/02/01 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.29 産総研、OpenRTM-aistバージョン1.0リリース、遠隔からのコンポーネント制御可能に

Rtc  産業技術総合研究所 知能システム研究部門 統合知能研究グループは、ソフトウエア基盤技術「RTミドルウエア」の開発ツール「OpenRTM-aist (Open Robot Technology Middleware implemented by AIST)」のC++言語版「バージョン1.0」を開発、配布を開始した(写真はRTコンポーネントを操作するRTSystemEditor)。OpenRTMのWebサイトからソースコードおよびWindows用インストーラ、Linux用パッケージとして入出することができる。オープンソースライセンス「EPL(Eclipse Public License v1.0)」と個別ライセンス契約のいずれかを選択できる。

 バージョン1.0は、ソフトウエア標準化団体・OMG(Object Management Group)による「OMG RTC」仕様に準拠し、OSや言語、ベンダー間のインターオペラビリティを向上した。OMG RTC仕様が提供するRTコンポーネントフレームワークにより各種ロボット要素をモジュール化し、他のモジュールと連携することができる。
 また、コンポーネントの生成・公開・削除などを行うミドルウエアライブラリはそのままに、多機能なデータストリームポートや遠隔からのコンポーネント制御を可能にするマネージャ機能などを追加した。

 今後は、「次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト」(NEDO、2007~11年)の枠組みで、Java言語版やPython言語への移植バージョンや、バージョン1.0対応の各種開発ツールの開発を進めるほか、「基盤ロボット技術活用型オープンイノベーション促進プロジェクト」(NEDO、2008~10年)の枠組みで、μITRON系OSへの移植バージョンの開発にも取り組む。開発終了後は、オープンソースもしくはフリーソフトとしての公開を予定する。

■関連サイト
トレンドウォッチ

学会発表で理解する 次世代ロボット知能化技術開発プロジェクト
-着々と進むRTM化、目標の完遂には再利用技術研究センターの活動がカギに-
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/10/rtm-4e27.html

「ソフトウエアベンダーに引き継ぐか、OSSとしての提供が考えられる」-UCROAおよび知能化プロの成果物の提供について- 産業技術総合研究所 比留川研究部門長に聞く
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2009/05/ossucroa-acdf.html

2010.01.14 阪大の大原助教、RTミドルウエアの再利用性に言及、安全性の保証には別機関が必要
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/14osaka.html

2010.01.05 富士ソフト、RTCの再利用性を紹介、第三者によるレビューで技術的な底上げが必要
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/05fujisoft.html

2009.12.05 NEDO、知能化プロの中間評価公開、商業ベースではRTCのつくり直しが必要との見解
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/05nedo.html

2009.09.18 富士ソフト、RTC再利用センターの活動を紹介、教育分野に向けたRTCの提供を検討
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090917-rtcrtc.html

2009.07.27 富士通、物体の3次元位置や動きを認識するロボット向け画像処理モジュール開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090727-3-4c38.html

2009.07.16 三菱電機と京大、セル生産ロボシステムの高度化技術を開発、ブレーカの組立で実証
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090716-18bb.html

2009.05.29 産総研、OpenRTプラットフォームの動作パターン設計ツール「V0.1」を紹介
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090529-openrt.html

2009.05.27 前川、知能化プロのリファレンスハード紹介、来年度には無償の貸し出しを予定
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090527-5922.html

2008.10.16 NEDO、知能ソフトウエア再利用性向上技術の開発、産総研と富士ソフトに委託
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081016-nedo-4.html

2010/01/29 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.28 NTN、荷重センサ内蔵ハブベアリング開発、3方向の荷重検出により車両情報を把握

NTN  NTNは、3方向の荷重を検知できるセンサ内蔵ハブベアリングを開発した。タイヤ接地面や道路の摩擦力を推定することができ、接地状態の早期検出が可能。車体上のセンサでは難しい応答性の高い車体制御を実現することができる。

 歪み検出センサをハブベアリングの固定部材である外輪に付加した。外輪の微細な変形を捉えることで走行時にかかる荷重の変化を検出し、路面状態の変化を推定する。
 センサは上下左右の4個所に配置しており、駆動力・制動力(Fx)、コーナリング力(Fy)、上下方向力(Fz)の3方向の荷重を±5%FS(フルスケール)の精度で検出可能。センサには温度センサを内蔵しており、温度による影響を除外できる。また、外輪の変形を捉えるため、車両が静止した状態でも荷重の検出が行える。

 現在の車体上のセンサでは、車体姿勢が乱れ始めてから制御を開始するために応答性に問題があった。開発したハブベアリングではタイヤ近傍で荷重を検出できるため、タイヤ接地面と道路の摩擦力など路面の状態変化を早期に捉えることができる。従来、応答に0.2秒程度を要していたのに対し、0.05秒にまで短縮することができ、早期の危険予知のほか車両姿勢の安定化、乗り心地の向上につながる。

2010/01/28 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.27 ZMP、角速度と加速度の挙動を可視化するソフト発売、センサの原理から学習可能

ZMP  ゼットエムピー(ZMP)は、ジャイロセンサと加速度センサの数値や挙動を視覚的に確認できる「センサ・ビュー・アプリケーション」を開発した。モータ制御学習キット「e-nuvo BASIC」をセットにした「同センサ学習パッケージ」と併用することで、これらの挙動を体験しながら原理から利用までを学習することができる。同パッケージに含まれており、一般価格は13万6,000円、アカデミック価格は10万5,000円(いずれも税込み)。

 角速度と加速度の大きさと方向を可視化するため、センサの挙動を直感的に理解することが可能。生データがグラフおよび3D表示され、かつリアルタイムで更新されるため、基板を傾けたり回したりしたときに、どの方向にどの程度の力が働いているのかを視覚的に体験することができる。センサの原理の理解に役立つ(図中の上段は加速度センサ、下段はジャイロセンサ)。
  また、各センサの値を取得するプログラムが用意されており、シリアル通信やタイマーといった組込みシステムのプログラミング学習や、センサの値を解析し活用するといった実践レベルの学習に役立てることもできる。

 倒立二輪ロボット「e-nuvo WHEEL」を追加したパッケージも用意しており、モータ1軸タイプを追加した場合、一般価格は29万円、アカデミック価格は23万円。モータ2軸タイプの場合は、一般価格は35万円、アカデミック価格は28万円(いずれも税込み)。

■申し込み・問い合わせ
「e-nuvo ロボット工学実習教材」

■関連サイト
2010.01.22 ZMP、倒立二輪ロボを活用したライントレース講座を販売、芝浦工大の水川教授監修
http://robonable.typepad.jp/news/2010/01/22zmp.html

2009.12.10 ZMP、センサ学習キット発売、モータ制御学習キットとの併用で実践的にセンサを学習
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/10zmp.html

2009.11.21 ZMP、入力装置の研究に使えるモーションセンサをSDKとして発売、Windows7に対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/21zmp.html

2009.11.18 ZMP、自律移動ロボットの研究などに使える画像認識アプリ開発環境の提供開始
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/18zmp.html

2009.11.06 ZMP、早大高西研の人間計測センサの事業化で合意、Windows7との連携で用途開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091106-zmpwin.html

2009.09.01 ZMP、組込みプログラミング学習キットにマトリックスLEDを追加
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090901-zmpled.html

2009.07.27 ZMP、ロボ教育フォーラム開催、学習意欲・座学の理解力の向上を狙った例が目立つ
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090727-zmp-d4.html

2008.12.02 近大、ZMPの2足歩行ロボ教材を使った、大規模人数によるロボット競技会を公開
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081202-zmp2-2.html

2010/01/27 カテゴリー: 3.その他ロボット関連ニュース, 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.26 BLオートと兵庫県立工業技術センター、磁気式触覚センサ開発、10万円以下を目指す

DSCF5835  ビー・エル・オートテック(BLオートテック)は、兵庫県立工業技術センターと共同で磁気式触覚センサ「Magnetic type Tactile Sensor(MTS)」を開発した。磁気抵抗素子(GMR)とインダクタにより、変位および接触力と滑り発生時の振動(スティックスリップ)を独立して計測することができる。3月からサンプル出荷を開始し、5万円での提供を予定(写真中のAD変換器は含まれない)。今後、小型化と耐ノイズ性の向上などに取り組み、2010年下期より10万円以下での販売を目指す。販売後は、2年間で約500台の販売を見込む。

 開発したセンサは、磁気抵抗素子とインダクタの2種類の素子を実装することで構造を簡素化したのが特徴。ウレタンゲルと永久磁石を内包した柔軟層と、これらの素子を実装した基板層から構成され、対象物と接触するとウレタンゲルとともに永久磁石が変位する。このときの電気抵抗の変化をGMRで捉えることで3軸(XYZ)の変位および接触力を、磁束密度の変化をインダクタで捉えることで滑り発生時の振動を、それぞれ計測する(スライド図)。

 柔軟層と基板層との間には配線が不要なため、断線による破損の心配がない。また、柔軟層の弾性を調整したり、素材や形状を変更したりすることで、大きな接触力から微小な接触力までを計測することができる。おもな応用分野には、ロボットハンド用の触覚センサや柔軟物の物性の計測・評価などを見込むが、柔軟層を変更すれば様々な用途で利用することができる。サンプル出荷を通じておもなニーズを抽出し、複数の用途に絞り込んだうえで下期の販売につなげる。

 ロボットと対象物との接触情報を得る用途では、6軸力覚センサが利用されている。構造が複雑であるために、センサ本体と専用ボードの一式で約50万円からの価格帯で販売されている。また高価であるために、ロボットハンドへの搭載や多関節ロボットによる組立などの用途に限定されている。BLオートテックでは、安価で壊れにくい同センサの投入により、計測した荷重の表示やそれを用いたティーチングなど、これまで力覚センサや触覚センサの採用を見合わせていた用途での利用拡大につながると見ている。

図 スライド図 対象物との接触により柔軟層が変形すると永久磁石が変位する。このときの電気抵抗の変化を電気抵抗素子で捉えることで3軸の変位および、そのときの接触力を計測する。磁束密度の変化をインダクタで捉えることで滑り発生時の振動を判定する。

 

 

 

写真 写真 パソコンでの表示の様子。強い力で柔軟層を押すと、画面上の赤い点が大きく表示される。引っ張り方向の力も検出できるが、現時点では表示はまだ対応していない。

■おもな仕様
・基板サイズ:□100mm
・柔軟層サイズ:基板との接着面の直径φ40mm、対象物との接触面の直径φ30mm
・計測軸数:変位と接触力:3軸、滑りの有無
・精  度:変位誤差5%、力誤差10%、滑り検出率90%
・レンジ(変位):剪断方向2軸、垂直方向1軸:0~5mm
・レンジ (力) :剪断方向2軸:0~3N、垂直方向1軸:0~15N

■関連サイト
2009.12.22 これからの産ロボには「やわらかさ」が必要? 力覚センサレス制御と格安の力覚センサ
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/post-091222.html

2008.11.20 BLオートテック、薄型6軸力覚センサをICRT2008に出展
http://robonable.typepad.jp/news/2008/11/20081120-bl6icr.html

2008.08.04 ワコーテック、低価格のロボット用6軸力覚センサを10月発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/08/20080804-610-99.html

2010/01/26 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.26 三菱樹脂、耐熱ロボットハンドに本格参入、2~3年で20億円以上の市場規模を予想

 三菱樹脂は2010年内に、化学気相成長(CVD)装置などで用いられる耐熱ロボットハンド市場に本格参入する。ピッチ系炭素繊維強化炭素複合材(C/C複合材)に、耐熱性のある特殊なコーティングを施した。同等の振動特性のセラミックスに比べてハンドの重量を約半分に軽量化でき、かつ割れにくい。これらの利点を訴求し、従来のセラミックスハンドからの置き換えを狙う。第1弾の納入先は決まっており、初年度には数億円の売上高を見込む。

 C/C複合材は、炭素繊維の繊維間の隙間に炭素を埋め込んだもの。炭素だけから成るため炭素繊維の高強度の特徴を持ちつつ、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)よりも耐熱性が高い。
 大気雰囲気下で400~500℃に対応し、真空下ではさらに耐熱性が向上する。また、耐熱性があり同等の熱膨張率の素材でC/C複合材をコーティングして炭素などのくずの発生を抑えた。

 液晶テレビに加え、太陽電池向けにCVD装置の需要拡大が見込まれる中、同社は耐熱ロボットハンドの市場規模も今後、2~3年で約20億円以上になると予想している。
 同社は、C/C複合材に安定した構造のベンゼン環を多く含有するタールから製造したピッチ系炭素繊維を用いる。PAN系炭素繊維に比べて遷移内の結晶が大きく成長するため、弾性率や振動特性が高い。ピッチ系炭素繊維を使ったCFRPは、大型液晶ガラス基板搬送ロボットハンドにも利用されている。

■関連サイト
2009.12.02スキューズと豊田自動織機、ロボハンドを披露、手首軸の働きで優しくピック&プレース
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/02hand.html

2009.11.23 豊田自動織機、柔軟物をハンドリングできるロボハンド開発、高出力超音波モータ採用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/23toyta.html

2009.10.16 ホンダ、油圧機構で動作する5指ハンド開発、1モータで5指を連動して動作
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091016-515-d6.html

2009.09.14 東大と千葉大など、片手で高速に紐を結ぶことができる多指ロボットハンド開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090914-ff54.html

2009.08.27 東大の石川教授、ピンセットを扱えるハンド開発、多能工ロボットの実現が期待
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090827-6115.html

2009.08.27 千葉大の並木教授ら、指先の回転機構で短時間での持ち替え動作なハンド開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090827-aa6b.html

2009.08.21 広島国際大の今村教授、異形対象物や柔軟物を扱えるメカニカルハンドを披露
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090821-f573.html

2009.06.11 スキューズ、人の手を模したロボットハンド公開、同一制御でハンドリング可
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090611-d1d4.html

2009.03.30 早大の菅野教授、ハードウエア設計と環境構造化の重要性を強調
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090330-69d6.html

2009.02.03 特許業務のオンダテクノ、ロボットハンド製造販売のダイニチ子会社化
http://robonable.typepad.jp/news/2009/02/20090203-a6a1.html

2010/01/26 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.25 首都大学東京、触れると「冷たさ」「温かさ」を体感できる冷温感覚ディスプレイ発表

50インチー3  首都大学東京システムデザイン学部の串山久美子教授は、科学技術振興機構(JST)主催の「新技術説明会」で、表示された画像や動画の温度が体感できる「インタラクティブ冷温感覚ディスプレイ」を紹介した。ディスプレイ背面に搭載した温度制御装置により、画像や動画に応じて触れた表示面を冷却したり加熱したりすることができる。視覚や聴覚に加え、触覚を交えたコミュニケーションを図ることができ、メディア芸術やゲーム、エンターテインメントのほか福祉分野への応用が期待される

 開発したシステムは、おもにディスプレイ上に画像や映像を表示するプロジェクターと光学式タッチパネル(現在はイーアイティティー製を使用)、ディスプレイを背面から冷却・加熱するペルチェ素子から構成される。タッチパネルによりディスプレイに触れた位置と時間を検出し、それに合わせてペルチェ素子を制御して、表示した画像や映像の温度を変化させる。映像コンテンツの冷温はあらかじめ設定しているが、キャプチャーした画像からそのまま温度を変化することもできる。

 ペルチェ素子には、熱電冷却装置を複数接続したものを使用。直流電流を流すことで一方の面が冷却し、もう一方の面が加熱するため、電流の向きを変更することで冷却面と加熱面の切り替えが任意に行える。配列するペルチェ素子の画素数を高くすれば、より精緻に冷温を表現することができる。使用するディスプレイは、ペルチェ素子による背面側の冷却および加熱が可能であれば、どのような構造のものでもよい。

  すでに実用化に向けた取り組みを始めており、「ARS ELECTRONICA2006」(写真1)や大阪科学技術館(写真2)での常設展示など科学館やイベントでの展示実績を上げている。また、冷温ゲームデバイスや冷温を体感できる椅子なども開発しており、メディア芸術に加え、ゲームやエンターテインメントへの展開にも取り組んでいる。冷温を通じた癒しの提供も見込まれることから福祉機器への応用も期待される。
 過去には、海外の展示で「広告宣伝に向けた提案を複数受けた」(串山教授)とのことで、インタアクティブなデジタルサイネージシステムとしての利用も想定される。

ARS

写真1 ARS ELECTRONICA2006での常設展示の様子

 

 

 

 

 

大阪

写真2 大阪科学技術館での常設展示。これらの常設展示を通じて、ほぼ実用に近い完成度が実証されている。


■関連サイト
2009.07.30 NiCT、3D立体映像と接触音とともに物体の感触を提示するシステム公開
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090730-nict3d.html

2009.07.24 NTTドコモ、音や映像に続く対話としてマスター・スレーブ方式の遠隔操作を公開
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090724-ntt-99.html

2008.07.02 岐阜大・丸富精工など、触覚伝達ロボを共同開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/07/20080702-fe7e.html

2008.03.12 名大、指先の微妙な感覚を再現する3次元触覚ディスプレイ開発。水平方向の動きも再現
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080312-6c57.html

トレンドウォッチ
触覚インターフェースは技能伝承に使えるのか? -名工大、触覚技術のメカニズム解明へ-
http://robonable.typepad.jp/trendwatch/2008/05/post-a79c.html

2010/01/25 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.15 大日本印刷と内村、ICタグでボルトの弛みを検知するシステム開発、点検作業を効率化

大日本

 大日本印刷と内村は、ICタグでボルトやナットの弛みを検知する「ICボルトシステム」(写真)を開発した。ICタグ内蔵センサをボルトなどに取り付け、リーダをかざすだけで弛みを検出したり点検履歴を管理したりすることができる。センサ500個、リーダライタ1式、PDA1台のセットで、価格は480万円から。輸送機器や産業機器、設備機器市場や社会インフラの点検整備に向けて販売し、2010年度に2億円の売り上げを目指す。

 ICタグ内蔵のセンサによりボルトやナットの弛みを検知できるのが特徴。センサは機器本体に接着する下部リングと、ボルトやナットと一体で取り付ける上部リングから構成され、それぞれに小型ICタグが付加してある(下図)。また、上部リングの裏側にはアルミ箔が貼り付けてある。
 ボルトが弛むと上部リングも一緒に回転し、下部リングのICタグがアルミ箔で隠されることでリーダとの交信不能になる。このような仕組みにより、交信が遮断されたときは「弛みがある」とし、交信可能であれば「弛みはない」と判定する(下図)。上部リングのICタグにはボルトのID情報が記録してあり、これをもとに点検履歴の記録や更新を行う。

 各種設備機器のボルトやナットの弛みの状況を確実に把握することができ、安全性の向上につながる。また、熟練作業者でなくても簡単かつ短時間に点検することができ、点検整備コストの大幅な低減も見込まれる。さらに、無線ネットワークを利用することで遠隔地からのリアルタイムでの監視や、弛みが発生した場合の各種警報の表示、危険箇所での点検作業の開放も期待される。

大日本

 

 

 

 

 

 

 

■関連サイト
2009.06.12 コマツ、KOMTRAXを産機事業に応用展開、今秋にも納入産機を遠隔管理
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090612-komtra.html

2009.03.02 日立と明電舎、工場の省エネや店舗の衛生管理のための遠隔監視ASP事業で提携
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090302-asp-3a.html

ロボナブル2008年9・10月特集
顧客行動の“見える化”にRT(Robot Technology)の役割を埋め込め!
PART1 顧客行動を捉えるところにこそRTの重要な用途がある
コマツ「KOMTRAX」
http://www.robonable.jp/monthly/2008_09_10/p1.html#p001-01

森精機製作所「MORI-NET Global Edition」
http://www.robonable.jp/monthly/2008_09_10/p1.html#p001-02

2010/01/15 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.14 STマイクロ、加速度とジャイロ一体のモーションセンサ開発、高速~低速の動作検出可

St

 STマイクロエレクトロニクスは、加速度センサとジャイロセンサを1パッケージ化したモーション検知モジュール「LSM320HAY30」を開発した。ジェスチャーやモーションの高精度な検知が可能で、その利用により携帯電話やリモコン、パーソナルナビゲーションなどの小型携帯機器に直感的なインターフェースを搭載することができる。すでにサンプル出荷を始めており、量産開始は2010年第一四半期を予定。価格は約3.3ドルになる見込み。

 同モジュールは、3軸加速度センサと2軸ジャイロセンサ(ピッチ軸とヨー軸)を組み合わせたもの。加速度は±2G、±4G、±8Gの範囲で選択可能で、検出角速度±30~±6,000dpsのジャイロセンサは、出荷時に±30dps、±150dps、±300dps、±500dpsもしくは±1,500dps に調整して提供される。
 ジャイロセンサは各軸に対し低速の動作を検出する、感度を4倍に増幅した出力と、高速な動作を検出する出力が同時に提供され、例えば、ジャイロセンサの検出角度を±1,500dpsに調整すると、同時に±6,000dpsの高速動作も検出することができる。

 パワー・ダウン・モードとスリープ・モードを備えており、2.7~3.6Vの範囲内において任意の電源電圧で動作が可能。また、センサを物理的に動かさずに動作確認ができる自己診断機能も備えており、同モジュールを基板に実装した後でも自己診断試験が行える。
 動作範囲は-40~85℃。微小な出力ノイズも特徴としている。

■関連サイト
2009.11.21 ZMP、入力装置の研究に使えるモーションセンサをSDKとして発売、Windows7に対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/21zmp.html

2009.11.06 ZMP、早大高西研の人間計測センサの事業化で合意、Windows7との連携で用途開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091106-zmpwin.html

2009.07.24 KDDI、携帯でユーザーの状態を把握する推定技術を研究、顧客価値の共創に寄与
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090724-kddi-9.html

2008.10.01 【CEATEC】STマイクロと早大、2輪倒立振子ロボを出展、教育教材として商品化へ
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081001-ceatec.html

2008.09.30 STマイクロと早稲田、共同で倒立2輪ロボットを開発、商品化に向けて準備
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080930-st2-59.html

2010/01/14 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.06 東大の石川教授ら、従来比10倍の高速画像処理チップ開発、1秒で1,000フレーム識別

東大

 東京大学の石川正俊教授、小室孝講師らの研究室は、超高速で撮影した膨大なデータ量の画像をリアルタイムで処理する画像処理チップ(写真)を開発した。対象物の位置や姿勢を割り出す際、1画素ごとに計算が必要だったが、独自の演算方式により1回で割り出すようにした。従来比10倍の高速処理ができ、1秒間あたり1,000フレームの画像情報を識別することができる。ロボットや計測・検査機器などの高速制御や高性能化に貢献できる。

 ロボットや自動車などの用途、計測や検査などの分野では、高精度の位置認識による制御の高度化の研究が進展している。特に画像処理では、現在のビデオカメラのフレームレートをはるかに超える視覚情報をリアルタイムでフィードバックする技術が求められているが、画像認識には膨大な演算量が必要であり、高速処理には高価で大型のシステムが求められていた。

  石川教授らは、約7万7,000画素の情報から対象物の重心位置などを1回の計算で割り出す新たな計算機能を採用。入力画像が高速に読み取れるよう、イメージセンサの画素内に演算回路を組み込むことで小型の1チップ化に成功した。サイズは9.22mm(縦)×8.52mm(横)。製品化を進めるほか、高速画像処理を利用した新たな用途開発にも取り組む。

■関連サイト
2009.12.28 東大の石川教授ら、空中でタイピングできる携帯機器向け新型インターフェース開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/28ishikawa.html

2009.08.27 東大の石川教授、ピンセットを扱えるハンド開発、多能工ロボットの実現が期待
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090827-6115.html

2009.08.13 東大の石川教授ら、書籍を電子データ化できる連続スキャンシステム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090813-bfbd.html

20090803 東大の石川教授、2台のロボットでボールを投げ打ち返すシステムを披露【動画付き】
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090803-0f3e.html

2008.10.01 【CEATEC】パナソニックと日立、直感的に操作できるジェスチャーUIを出展
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081001-ceat-1.html


 

2010/01/06 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2010.01.05 英シェフィールド大、触覚ひげ付きロボットねずみ開発へ、ひげで位置や形状など把握

 英シェフィールド大学の研究チームはブリストル・ロボット研究所と共同で、動物の触覚を模倣した人工触覚ひげ付きロボットねずみ「スクラッチボット」の開発を進めている。触覚ひげを巧みに使用して物体の位置や形状、構造などを即座に判断し、情報をもとに周辺環境マップなどを作成することができる。

 物体の確認に視覚技術を用いるロボット設計が多いが、スクラッチボットでは視覚の代わりに精巧な生体模倣触覚機能を持つ。火災時などで視覚が利かない暗闇や煙が充満した場所でも物体を正確に見極めることがえきる。救助支援などに役立ち、地下や海底、粉塵の多い場所での調査などでの利用が想定されている。

 過酷な環境の作業で人工触覚ひげが傷ついてもそのまま機能する設計だが、取り換える際にもボット全体に影響を与えず簡単に取り換え可能。ロボットに触覚センサが使用される例はあったが、視覚技術が主流だった。触覚ひげセンサの開発は新しい触覚技術の設計にととまらず、脳が感覚システムを実際にどのようにコントロールしているかを理解する手段として役立つという。
 問い合わせはこちらまで(E-mail:l.h.anderson@sheffield.ac.uk)。

2010/01/05 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.28 東大の石川教授ら、空中でタイピングできる携帯機器向け新型インターフェース開発

空中タイピング

 東京大学の石川・小室研究室は空中で指を動かすだけで文字入力ができる携帯機器向けインターフェースを開発した。高速の動きを捉える小型カメラにより指の動きを3次元的に検出。カーソルの動きに当てはめることで画面上のキーボードを操作する。試作機では指1本だけの検知にとどまるが、理論上5本指にも対応可能で、かつ画面上に立体の線も描ける。タッチパネルよりも操作性が高く、次世代インターフェースとして幅広い応用が期待できる。

 小型化が進む携帯機器はインターフェースのサイズに制約があり、さらなる操作性の向上が難しい。石川教授らは1秒当たり154フレームの動きを捉えるカメラを採用。独自ソフトウエアや周波数フィルターにより単眼カメラでも3次元の動きを把握するようにし、携帯機器から近い距離で動く指の動きを精度良く検知できるようにした。広角レンズとともに携帯機器に取り付けた試作機を製作した。

 指先の位置に合わせて動くカーソルを画面に表示し、キーボードをタイプしたりマウスと同様の操作をしたりすることが可能。指を画面に近づければ画面上の写真をズームしたりスクロールしたりすることもできる。また、空中で3次元の線を描けば、立体的な絵や線を画面に描ける。

■関連サイト
2009.08.27 東大の石川教授、ピンセットを扱えるハンド開発、多能工ロボットの実現が期待
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090827-6115.html

2009.08.13 東大の石川教授ら、書籍を電子データ化できる連続スキャンシステム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090813-bfbd.html

20090803 東大の石川教授、2台のロボットでボールを投げ打ち返すシステムを披露【動画付き】
http://robonable.typepad.jp/news/2009/08/20090803-0f3e.html

2008.10.01 【CEATEC】パナソニックと日立、直感的に操作できるジェスチャーUIを出展
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2009/12/28 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.22 NTT、来年度上期にも人体通信モジュール量産、オフィスセ機器にキュリティに活用

 NTTは人の皮膚や物の表面を通じて情報を伝える電界通信技術「RedTacton(レッドタクトン)」を活用した双方向型の小型通信モジュールを2009年度中に開発する。グループ会社のNTTエレクトロニクスを通じて製品化し、2010年度上期にも量産に入る見通し。量産効果でモジュール単価が下がれば、人の体を介して情報伝達する人体通信の普及に拍車がかかりそうだ。

 開発するのは、400kbit/秒の伝送速度で双方向通信できるRedTacton用の通信モジュール。NTTエレクトロニクスが2008年に発売した、RedTactonを用いたオフィス用セキュリティ製品「Firmo(フィルモ)に搭載している伝送速度同236kbitの通信ボードを小型化・高速化し、1cm角のモジュールに仕上げる。年内にも最終試作版が完成する見込み。
 量産はNTTエレクトロニクスで行う計画。開発した小型モジュールを活用し、電池とアンテナを内蔵した小型通信機を製品化する。すでに商用化しているFirmoの通信機は名刺サイズだが、これを2/3~1/2程度に小型化するという。
 まずは入退室や機密文書の管理、オフィス内のプリンターやパソコンを利用する際の認証などセキュリティ用途でNTTグループ企業での導入を積極化する。販売増によりモジュール単価を下げ、携帯電話やパソコンなどでの組み込みにつなげる。

 RedTactonは人体通信技術の1つで、人の皮膚や物体の表面を介して情報を伝える仕組み。利用者が身に付ける送信機とドアノブや改札ゲートなどに埋め込む受信機で構成する。送信を搭載したカードをポケットに入れておくだけで改札通過やドアノブに触れるだけでの解錠、握手をするだけの名刺交換といった活用が期待されている。

■関連サイト
2009.10.05 アルプス電気、人体通信モジュール開発、病院やセキュリティ用途に向け提案
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091005-e058.html

2009.03.09 大日本印刷、人体通信でデータ送受信が行えるICカードシステム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090309-ic-013.html

2008.09.09 大日本など、人体通信を利用したICカード本人認証システム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080909-ic-a5e.html

2008.04.24 NTT、人体通信技術を実用化。医療分野などでの利用見込む
http://robonable.typepad.jp/news/2008/04/20080424-ntt-75.html

2009/12/22 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.18 和歌山大など「全空間画像計測コンソーシアム」を設立、企業との連携体制を構築

 和歌山大学 システム工学部 光メカトロニクス学科の藤垣元治准教授を中心とする全空間画像計測プロジェクトメンバーは、21日に「全空間画像計測コンソーシアム」を設立する。技術の認知向上に向けた講習会や講演会を開催するほか、将来は新規参入企業や中小企業が利用しやすいように、コア技術のユニット化やユニットを販売するベンチャーの起業も狙う。コンソーシアムを通して幅広い企業との連携体制を整える。

 全空間画像計測は、物体の外部だけでなく内部情報も計測する手法。鉄塔などの構造物の長寿命化、崖崩れの検知や対策などに同技術を活用することができる。3次元形状計測のニーズの高まりに伴い、高速・高精度の手法が求められている。
 コンソーシアムにはすでに県外も含めて12社・機関が登録済みで、21日に和歌山大で開く設立総会までにさらに参加企業は増える見込み。同日は記念講演会と研究室見学会も行う。

 全空間画像計測プロジェクトは、2009年2月に和歌山大学 システム工学部の研究グループが中心となって立ち上げた。大学の研究を発展させ、幅広い産業分野に技術移転する活動を行うプロジェクトの一環としてコンソーシアムを設立した。

■「全空間画像計測プロジェクト」の概要をダウンロード

■関連サイト
2009.11.10 産総研、コンクリートなどの亀裂を可視化するシステム開発、応力発光体を利用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091110-d2f0.html

2008.06.02 エーディーエステック、センサ事業に参入。各種インフラの歪みなど高精度検出
http://robonable.typepad.jp/news/2008/06/20080602-0e12.html

2008.05.27 山口大、腐食厚誤差0.05mmの鉄筋コンクリ非破壊検査システム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/05/20080527-005mm-.html

2008.03.19 明興産業、開発中の住宅点検ロボットを公開。ターゲットは住宅点検よりもインフラの検査か
http://robonable.typepad.jp/news/2008/03/20080319-56bd.html

2009/12/18 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.17 東京理科大、自動車用モータに使えるSRM開発、磁石なしで既存モータと同等性能

NEDO

  東京理科大学の千葉明教授は、既存の自動車用モータと同等の性能を持つ、永久磁石などレアアース(希土類元素)を使用しないモータの試作機(写真)を開発した。スイッチドリラクタンスモータ(Switched Reluctance Motors:SRM)でありながら、モータの構造の変更や材料選定の工夫などによりトルク密度45Nm/lを実現し、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)に搭載可能なサイズおよびモータ効率を達成した。発表した数値は磁界解析によるものであり今後、開発した試作機で検証を進める。

 開発したSRMの試作機は、HEVなどで多用されている埋込み磁石同期モータ(Interior Permanent Magnet Synchronous Motor:IPMSM)と同等サイズでありながら、回転数1200r/min時に、最大トルク403Nm(IPMSM:400Nm)、効率86%(同83%)を達成した。SRMは構造が簡素で耐熱性に優れるものの、自動車用モータとしての性能を得るには大型化するという課題があった。モータ構造の変更や材料選定などの工夫により、従来のSRMにないトルク密度45Nm/lを実現した。

 具体的には、構造については回転子と固定子を増加した18/12極モデル(下図左)とし、固定子にテーパ(傾斜)付加することでトルクの増加につなげた。材料選定については、自動車用モータでは低出力時の効率が重要になることから、鉄心材料に6.5%ケイ素鋼板10JNEX900を採用。特に低出力時の効率が上昇し、自動車用モータに適した効率分布を実現した。IPMSMは出力が小さくなるほど永久磁石の磁界が効率低下に影響を与えるため、低出力時はSRMに優位性があるという。
 上述の数値および特性(下図右)は磁界解析によるものであり、開発した試作機を用いて検証を行う。

 HEVやEVなどの駆動系モータには、レアアースを使用したIPMSMが多用されている。レアアース中国からの輸出が9割を占めるなど産出量が限られており、需要の増大により価格が2~3倍に上がりつつある。レアアースを使用しないSRMの実用化が期待されていた。なお、今回の開発はNEDOの次世代電気自動車向け研究開発プロジェクトの一環として取り組んだ。

東京理科大学2

図 18/12極SRMの構造と得られた特性

 

 

 

 

 

■関連サイト
2008.05.20 東海大、ネオジム使用せず電気自動車などに対応する高効率モータ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/05/20080520-91fc.html

2009/12/17 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.17 アルプス電気、小型の防水圧力センサ開発、ピエゾ抵抗式やMEMS技術により小型化

アルプス

 アルプス電気は、防水加工を施したピエゾ抵抗式の小型圧力センサ「HSPPA」シリーズを開発した。MEMS技術により小型・低背化を実現し、サイズは3.95mm(直径)×1.85mm(高さ)と世界最小クラス。携帯電話や腕時計、デジタルカメラなどに搭載し、気圧・水圧測定や水深の検知に利用できるほか、車載機器や医療機器、各種産業機器でも使用することができる。長岡工場で今月から量産に入り、2010年12月に月産20万個体制とする。サンプル価格は2,000円。

 薄膜プロセス技術や微細加工技術、パッケージ技術を利用した。構造や材料を見直すことで水深50mまでの耐水性と圧力検知機能の向上を両立した。また、素子内部の真空構造や外部圧力に影響されにくい空洞構造の形成および、強固な接合が行えるSi-Si封止接合(平滑なシリコン同士を接合する技術)により特性のバラツキを抑えた。

 採用したピエゾ抵抗式は、外部の圧力によるダイヤフラムにかかわるたわみをダイヤフラムに装着したピエゾ抵抗素子が電気抵抗値に変換する。ダイヤフラムのたわみ量を直接、ピエゾ抵抗素子の電気抵抗変化として捉えるため、シンプルな素子構造が可能になり小型化に適している。

■関連サイト
2009.12.11 アルプス、電子コンパスとジャイロを一体にしたセンサ開発、地磁気情報から角速度検出
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/11alps.html

2009.10.08 東工大、10万分の1の消費電流で動作する圧力センサ読み出し回路を開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091008-101-bb.html

2009.06.24 エプソントヨコム、液体圧力を直接計測する高精度の水晶圧力センサ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090624-d3ee.html

2008.08.08 山武、計測用油が不要な食品業界向け圧力センサ発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/08/20080808-ab55.html

2009/12/17 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.17 エヌエスティー、FAコントローラ用制御ソフト開発、フローチャートでアプリを記述

エヌエスティー

 エヌエスティーは、主力製品のFA機器コントローラ「NX-2000」の拡販に向け、専用制御ソフトウエア「プロジェクトナビゲータ」を開発した。プログラムの作成が容易で、開発期間の短縮とコストの低減が可能になる。同ソフトの販売を機にNX-2000の販売目標を、2005年の発売以来の累計販売台数の3倍以上になる年間1,000台に引き上げる。

 開発したソフトは、C言語などのプログラミング言語を使用せず、フローチャート方式でアプリケーションを作成することができる。高速実行、高速応答により複数のタスクを並行して実行することができる。NX-2000の新規購入者と既存ユーザーに無償配布し、ダウンロードサービスも開始する予定。

 NX-2000は輸送機器メーカーを中心に300台の販売実績がある。高速通信ケーブルで接続するため複雑な配線が不要。高速制御ができ、低コストかつ拡張性が高い。メインボートと通信マスターボードや1軸制御ボードなど計7種類の拡張ボードを自由に組み合わせて最適な制御システムを構築することができる。

■関連サイト
2009.10.26 横河電機、産業用コントローラ向け画像処理モジュール発売、高精度な位置決め可能に
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091026-9da8.html

2009.06.30 横河電機、MECHATROLINKⅢ対応のPLC用位置決めモジュール発売
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090630-mechat.html

2009/12/17 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.16 岐阜大、熱エネルギー安定供給できる微小燃焼器開発、飛行ロボの動力源など期待

岐阜大1

 岐阜大学 工学部 機械システム工学科の高橋周平准教授は、独自の微細構造形成技術を用いて、良質な熱エネルギーを安定供給できる微小燃焼器(写真は作動中の燃焼器)を開発した。1mm3 程度の微小空間内で 5W 程度の発熱量を有し、5GW/m3 と大きな発熱密度を実現することができる。情報収集用の無人センサのパワーソースや超小型飛行ロボットの動力源としての用途が期待される。

 触媒ペーストを焼結させて微小空間内に多孔質触媒層を形成する焼結技術により実現した。0.5~1.5mm3 程度の非常に小さな空間内で形成し、発熱密度5GW/m3程度、高温ガス噴流1000℃以上、発熱量5W程度(白金カイロと同等)の微小燃焼機を製作した。
 メタンやブタンやジメチルエーテル(DME)を燃料としており、総発熱量は 5W 程度だが、サブミリサイズの空間内で燃焼させることで 5GW/m3 という大きな発熱密度を持つ(「開発技術と従来手法との比較表」参照)。排気温度1,000℃以上の「良質」な熱エネルギーを連続的に安定供給することができる。

 ここで言う「良質」とは、エクセルギーが高い点熱源であることを指し、力学的あるいは電気エネルギーへの変換効率が高いことを示す。従来、電気ヒーターしか使えなかった微小領域の加熱用途に高温ガス噴流が扱えるうえ、他のエネルギーへの高効率での変換も期待される。すでに熱電素子と組み合わせることで、電力への最終変換効率3.5%を記録。また耐久性も高く、現時点で1,300時間以上の連続運転も記録している。
  今後は、連続1万時間以上の耐久性に加え、熱電素子と組み合わせての小型長寿命電源の開発を目指す。なお、同技術はNEDO産業技術研究助成事業の一環として開発した。

岐阜大の表

表 開発技術と従来手法との比較表

 

 

 

 

 

 

■関連サイト
2006.11.27 産総研グループ、細菌の滑走で機械を動かす技術開発
http://robonable.typepad.jp/news/2006/11/20061127_4308.html


 

2009/12/16 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.16 東北大、SAWを利用したセンサで10種類以上ののガスを検知できる装置を完成

東北大

 東北大学 未来科学技術共同研究センターの山中一司教授らの研究グループは15日、表面弾性波(Surface Acoustic Wave:SAW)を利用したセンサを用いて、多種類のガスを検知できる装置の試作品を完成したと発表した。混合ガスから特定のガスを分離する微細な部品(カラム)を製作して装置に組み込んだ。水素やメタン、ヘプタン、窒素など10種類以上のガスを1つの装置で検知できる。燃料電池の検査装置および工程や天然ガスの生産現場などでの実用化を見込む。

 球の表面を伝わるSAWは、同じルートを何度も周回する特徴を持つ。この原理を応用して研究グループは2006年、直径1mmの水晶球にパラジウム合金を感応膜として蒸着した「ボールSAWセンサ」を完成した。水晶球表面を周回するSAWが感応膜に付着するガスの分子により変化するのを読み取るもので、SAWの変化が周回数に比例して増幅されるため、ガスの濃度を高感度に検知できる。

 従来、検知できるガスは水素に限定されていたが今回、ボールSAWセンサへ送るガスを、あらかじめ分離する「カラム」という部品を用いることで、他種類のガスを検知できるようにした。カラムは渦巻き状の管で、管の中に混合ガスを通すと、性質の違いによってガスが分離する。研究グループは渦巻きの直径が1mm以下のカラムを微細加工技術で製作し、装置に組み込むことで完成した。

■関連サイト
2008.10.01 産総研、低コストで高感度のCNTガスセンサ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/10/20081001-cnt-75.html

2008.08.28 東京工科大、匂いの種類を言語化するシステム開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/08/20080828-352e.html

2008.07.17 豊橋技科大、交互積層法でナノ単位の薄い燃料電池セルと水素ガスセンサ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/07/20080717-223d.html

2008.05.29 英マンチェスター大、グラフェンを用いた高感度ガス検知センサ開発
http://robonable.typepad.jp/news/2008/05/20080529-0e8a.html

2009/12/16 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.11 アルプス、電子コンパスとジャイロを一体にしたセンサ開発、地磁気情報から角速度検出

アルプス

 アルプス電気は、電子コンパス機能とジャイロ機能を1パッケージ化した3軸地磁気センサ「HSCDシリーズ」を開発した。携帯電話や腕時計などの小型携帯機器に搭載することで、地磁気に加え機器を傾けたときなどの角速度を検出することができる。GPS機能を搭載する携帯機器の小型化および高性能化に寄与する。長岡工場で今月から量産に入り、2010年3月に月産100万個体制を目指す。サンプル価格は1,000円。

  開発したセンサは、搭載した3軸地磁気センサの情報をソフトウエア処理することで3軸角速度の検出、すなわちジャイロ機能の搭載を可能にしたのが特徴。電子コンパス機能とジャイロ機能を1パッケージ化することにより部品点数の削減や実装面積の縮小、商品電力の低減につなげた。また、センサ素子にはシールド構造を施しており、小型携帯機器の内部でも周辺部品から発生する磁場の影響を受けにくい。
 サイズは、2.5(縦)×2.5(横)×0.7(厚さ)mm。小型携帯機器でのナビゲーション機能のほか角速度の検出によるゲームやスポーツなどエンターテイメント的な機能での用途を見込む。

■関連サイト
2009.12.10 ZMP、センサ学習キット発売、モータ制御学習キットとの併用で実践的にセンサを学習
http://robonable.typepad.jp/news/2009/12/10zmp.html

2009.11.21 ZMP、入力装置の研究に使えるモーションセンサをSDKとして発売、Windows7に対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/21zmp.html

2009.11.06 ZMP、早大高西研の人間計測センサの事業化で合意、Windows7との連携で用途開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091106-zmpwin.html

2009.10.01富士通、ケータイのセンサ情報を用いてゴルフスウィングを診断、iアプリに標準対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091001i-8156.html

2009.07.24 KDDI、携帯でユーザーの状態を把握する推定技術を研究、顧客価値の共創に寄与
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090724-kddi-9.html

2009.05.13 古野、自律航法機能を搭載したGPS受信機を開発、ジャイロ・加速度センサを統合
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090513-gps-0f.html

2009/12/11 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.10 ZMP、センサ学習キット発売、モータ制御学習キットとの併用で実践的にセンサを学習

Zmp

 ゼットエムピー(ZMP)は、同社のモータ制御学習キット「e-nuvo BASIC」などと組み合わせて学習する「センサ学習オプション」を発売した。加速度センサ基板とジャイロセンサ基板があり、各センサの仕組みやデータ取得の方法を実践的に学習したり、基板を傾けることで視覚的に理解したりすることができる。サンプルグラムを収録したCD-ROMが付いて一般価格が5万2,000円、アカデミック価格は4万円(いずれも税込み)。

 2軸加速度センサと1軸ジャイロセンサを別々に搭載するセンサ基板2枚と、これらの挙動を可視化するサンプルプログラムから構成。e-nuvo BASICと組み合わせ、基板を傾けたり回したりすることで、これら各センサの挙動を視覚的に確認できる。各センサの仕組みから信号処理およびデータ取得方法までを実践的に学習することができる。
 また、各センサ基板は同社の倒立二輪ロボ「e-nuvo WHEEL」にも搭載可能。ジャイロセンサ基板を倒立二輪制御に利用したり、加速度センサ基板を倒立時の重力加速度の傾き成分や3輪走行時の加速度の取得に使用したりすることで、制御に応用展開することができる。

 e-nuvo BASICと同WHEELとのセットパッケージも用意しており、同BASICとのセット(写真)は、一般価格は13万6,000円、アカデミック価格は10万5,000円。同WHEELとのセットは、モータ1軸タイプの一般価格は29万円、アカデミック価格は23万円。モータ2軸タイプの一般価格は35万、アカデミック価格は28万円(いずれも税込み)。

■申し込み・問い合わせ
「e-nuvo ロボット工学実習教材」

■関連サイト
2009.11.21 ZMP、入力装置の研究に使えるモーションセンサをSDKとして発売、Windows7に対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/21zmp.html

2009.11.18 ZMP、自律移動ロボットの研究などに使える画像認識アプリ開発環境の提供開始
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/18zmp.html

2009.11.06 ZMP、早大高西研の人間計測センサの事業化で合意、Windows7との連携で用途開発
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/20091106-zmpwin.html

2009.09.01 ZMP、組込みプログラミング学習キットにマトリックスLEDを追加
http://robonable.typepad.jp/news/2009/09/20090901-zmpled.html

2009.07.27 ZMP、ロボ教育フォーラム開催、学習意欲・座学の理解力の向上を狙った例が目立つ
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090727-zmp-d4.html

2008.12.02 近大、ZMPの2足歩行ロボ教材を使った、大規模人数によるロボット競技会を公開
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081202-zmp2-2.html

2009/12/10 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.10 ジーエスアイ、携帯電話上で地質調査が行えるソフトウエア開発、google携帯に対応

ジーエスアイ

 ジーエスアイは、地質調査システムのデジタルクリノメータを携帯電話上で利用できるサービスを近く開始する。NTTドコモの米google社のモバイル向けソフトウエアプラットフォーム「Android(アンドロイド)」搭載の携帯端末「HT-03A」で、3,500円前後の有料版と無料版のダウンロードが20日より可能になる。地域の地質現象がわかり、各地で認定が進むジオパーク(自然公園)での活用などにより、手軽に地質を調査できるようになる。

 クリノメータはコンパスと振り子が1つになった地質調査の基本的な道具。斜面に置いて向き(走向)と傾斜を測ることで、地層の過去の変形を調査する。“google携帯”には傾斜センサと方位センサが内蔵されており、開発が可能となった。クリノメータと同様、斜面に置いて測定する。精度はデジタルクリノメータが±2~3°に対し±5°と大差がない。

 GPS機能により測定地点と結果を組み合わせて保存したい測定経路を記録したりすることができる。、また、測定したデータはSDカードに保存し、Excel形式などでメール送信が行える。無料版は測定地点の登録に限られ、経路の保存やメール送信もできないが、精度は有料版と変わらないとしている。

■関連サイト
2009.11.16 ナノコネクト、米Google「Android」技術習得ツール開発、ロボットの制御を通じて学習
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/16nanoconnect.html

2009.10.01富士通、ケータイのセンサ情報を用いてゴルフスウィングを診断、iアプリに標準対応
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/20091001i-8156.html

2009.07.24 KDDI、携帯でユーザーの状態を把握する推定技術を研究、顧客価値の共創に寄与
http://robonable.typepad.jp/news/2009/07/20090724-kddi-9.html

2009/12/10 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.08 THK、電動アクチュエータ拡販、ユニット製品の販売体制強化でシェア拡大へ

THK 電動アクチュエーター

 THKは、電動アクチュエータの販売を本格化する。専門組織にスタッフ30~40名を配置し、機械部品をあらかじめ組み合わせた複合部品としての電動アクチュエータの需要を探る。技術相談に応じる顧客サポートサービスや専用サイトの運用を通じて、外観検査装置やディスク搬送装置といった利用シーンを具体的に提示する。同社は直動製品「LMガイド」が主力だが、ユニット製品拡販の体制整備で全般でのシェア拡大を狙う。

 THKは電動アクチュエータの専門組織「IMT事業部」を発足して活動を始めた。顧客ニーズを取り入れ、ガイドやモータ、コントローラなどを組み合わせた製品を企画するほか、利用シーンを提示するなどして採用を促す。
 高精度位置決めに最適な製品や重量物の搬送に最適な製品などを体系化し、技術資料などを添えた総合カタログをまとめた。併せて、ストロークや搬送重量などから容易に選定できる専用サイトも新設。事業部と連携して顧客からの技術相談などにも細かく対応する。

 THKはLMガイドを軸に、顧客の使用環境ごとに全体を設計し、部品を組み合わせて構築していた。ところが「顧客の時間やコストの面で合理的になっており、ユニット商品を受け入れようになってきた」(星野京延取締役)という。
 現在、電動アクチュエータの市場規模は300億~500億円近くと見られている。同社は「市場規模は近いうちに1,000億円になり、拡販を目指す」(寺町彰博社長)としている。

■関連サイト
2009.10.21富士経済、09年の産ロボ市場は前年比64%の2,482億円、サービスロボ市場は08年は77億円、12年には231億円に
http://robonable.typepad.jp/news/2009/10/200910200964248.html

2009.05.19 THK、当期赤字145億円、直動案内機器大手3社、厳しい連結見通しを示す
http://robonable.typepad.jp/news/2009/05/20090518-thk145.html

2009.03.05 THK、リニアモータ搭載のアクチュエータを拡充、中型、大型シリーズを拡充
http://robonable.typepad.jp/news/2009/03/20090305-thk-f3.html

2008.12.03 THK、8軸まで制御できるモーションコントローラ発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081203-thk8-f.html

2008.05.28 THK、三菱電規格に対応したリニアモータを発売
http://robonable.typepad.jp/news/2008/05/20080528-thk-68.html

2009/12/08 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.07 名大の福田教授、大腸菌の鞭毛を制御する技術確立、超小型ロボの推進力に応用も

名古屋大

 名古屋大学工学研究科の福田敏男教授、中島正博助教らは大腸菌の推進力を生み出す器官の鞭(べん)毛の回転を制御する技術を確立した。シャーレの中で確立した技術で、鞭毛の駆動源となるイオンを含む溶液と、それを含まない溶液の噴射を操作することにより回転速度を制御する。将来、体内で薬を運んだり治療したりする超小型ロボットの推進力として、鞭毛を持つ細菌を使える可能性が出てきたという。

 研究では溶液を満たした容器の底面に、大腸菌の菌体が上になるように鞭毛を接着させ、鞭毛が回転しようとすると菌体が回転するようにしてそれを観察した。菌に向けて2つの微細なノズルを設置し、一方から駆動源のナトリウムイオンを含む溶液を、もう一方から容器内と同じ溶液で、それぞれ噴射する。
 すると、イオン側を噴射した場合、菌体の回転速度が上昇し、それを止めて、もう一方を噴射するとイオン菌が周囲に吹き飛ばされ、回転速度が低下することがわかった。両方から溶液を同時に噴射して、それぞれの噴射量を調整することにより鞭毛の細かな速度制御が可能となる。
 今後は、任意の速度で回転させる技術開発を目指すほか、大腸菌を浮遊させた状態での研究も進めていく方針。

■関連サイト
2009.06.29 早大、化学反応で駆動する自律移動のゲル開発、溶液中で尺取り虫の動き
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090629-fce7.html

2008.12.19 名大と東海理化、スイッチの押し心地で評価法、予測・実際“力の差”測定
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081219-609c.html

2008.09.09 名大、歩行・雲底渡りするゴリラ型ロボットにはしご登り機能を追加
http://robonable.typepad.jp/news/2008/09/20080909-05ec.html

2009/12/07 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

2009.12.02スキューズと豊田自動織機、ロボハンドを披露、手首軸の働きで優しくピック&プレース

 スキューズと豊田自動織機は、11月25~28日開催の「2009国際ロボット展」で新開発のロボットハンドを公開した。駆動源には、スキューズは空気圧アクチュエータ(人工筋肉)を、豊田自動織機は超音波モータを利用しており、それぞれの特性を生かしたピック&プレースやハンドリングが行えることをアピールした。

スキューズ

 スキューズのハンドは人の骨格筋を模した構造を有し、大小計22個の低圧駆動型の空気圧アクチュエータにより5本の指を駆動する。指全体で包み込むように対象物を支えるため、掴む・握る・つまむといった動作を可能にしている。6月の「FOOMA JAPAN 2009 国際食品工業展」に続き、柔軟物をハンドリングできる様子を披露したが、新たに手首軸の追加により上下・左右の動作が行える新型ハンド(写真上)を披露した。
 搭載したジャイロセンサにより手先の位置情報が得られ、また、ジャイロセンサを付加したマウスにより手首を任意の位置に移動することができる。デモ用として展示したものだが、各軸に搭載したエンコーダ情報をもとに手先の位置情報を得るよりも容易である。

 何より、手首軸の作用により柔軟物でも柔らかくピック&プレースが行えるのに大きな特徴がある
 人間と同様、「手首軸の上下・左右の組み合わせによる動作にポイントがある」(スキューズの市川裕則取締役)とのことで、その動きにより「片腕7軸の双腕ロボットでも難しいような対象物の把持を可能にしている」(同)。通常、産業用ロボットは手首に相当する軸は旋回動作を行うが、旋回ではなく上下・左右の組み合わせによる動きの方が柔軟物のハンドリングに有効に作用するようだ(動画)。「詳細は明かせない」としつつも、「多くの産ロボメーカーがその重要度に気づいていない」(同)と説明する。また、ジャイロセンサの搭載は、手先の位置情報を知りたいというニーズを受けて追加したという。

 おもな用途には、食品や製薬分野での利用や柔軟な電子部品などのハンドリングやピック&プレースが見込まれる。空気圧アクチュエータを利用しているため耐久性に課題を抱えるが、製薬分野で扱われる機器にはディスポ(交換)ないしはセミディスポ(一定期間での交換)で利用されるものが多く、また電磁モータを利用した場合、防爆処理が要求される環境での利用もある。製薬分野での利用が有望視される。すでにバイオチップのピック&プレースの用途で具体化しつつあるという。

動画 クッション材など柔軟物を把持することができる。手首軸の上下・左右を組み合わせた             動作にポイントがあり、クッション材を置くときに手首をほんの少し曲げることで、優しく置いてい                 ることがわかる。また、親指のみを位置決めすれば、ほとんどの物を把持することができる。

豊田自動織機

 超音波モータを利用した豊田自動織機のハンドは3本の指から構成され、指の付け根に2自由度、指の中間に1自由度、計9自由度を持つ。指や手のひらに搭載した圧力センサにより摩擦係数などを計測し、サイズや形状、重さや柔らかさが異なる対象物の把持を可能にしている(写真下)。

 具体的には、指先には最少の剪(せん)断力が発生するように制御することで柔軟物の把持を可能にし、剪断力から同定した摩擦係数から、最少の押し込み力で制御することで対象物の重量が変化しても把持できるようにしている。これらは位置制御、速度制御、トルク制御の組み合わせにより、また、リアルタイムOS「ITRON」により1msecの周期で9軸同時制御することで可能にしている。指先の押し付け力は5[N]、保持力は6.5[N]、最大把持力は30[N]。豆腐やイチゴ、ペンなど多種多様な対象物を把持できることをアピールした。
 また、超音波モータは静止時の保持力が大きく、かつ無通電でも保持できる。加えて、減速機が不要なため小型化に有利とされ、このような特徴も紹介した。

 おもな用途には、少量多品種の生産ラインでのハンドリングなどをあげているが、豊田自動織機では物流部門を抱えることから、ここでのピッキングへの応用を重視している。特に通販の梱包ラインでは多種多様な商品を取り扱うことから、開発したハンドの特徴を生かせると見ている。ただし今回は、試作機として出展したものであり、展示会での反応を踏まえたうえで再度つくり込みを行うことを予定している。「次回(『2011国際ロボット展』)で改良機を出展するような開発スケジュールになるだろう」(豊田自動織機説明員)という。

■関連サイト
2009.11.23 豊田自動織機、柔軟物をハンドリングできるロボハンド開発、高出力超音波モータ採用
http://robonable.typepad.jp/news/2009/11/23toyta.html

2009.06.11 スキューズ、人の手を模したロボットハンド公開、同一制御でハンドリング可
http://robonable.typepad.jp/news/2009/06/20090611-d1d4.html

2009/12/02 カテゴリー: 4.ロボット要素技術ニュース | 個別ページ

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