コグネックス(http://www.cognex.com/)は23日、ビジョンセンサ「Checkerシリーズ」を拡充する「Checker252」を発売した。Checkerシリーズのすべての検査機能に加えて、高さや幅、直径を検証する機能を備える。高速の生産ライン上でも合否判定および検証をより簡単に行えるようになる。
Checker 252には、新機能として「One-Click Setup」を搭載。検査対象の特徴の中心部をクリックするだけでキャリパの画像が表示され、特徴のエッジを追跡することで最小と最大閾値を自動的に設定できる。また、エッジ極性も学習することができ、これにより計測の合否判定や検証を簡単かつ確実に行うことができる。自動車やパッケージングなど各種用途において、従来難しかった、低コントラストのエッジを持つ部品の寸法検証が可能になる。
Checkerシリーズは、検査可能な特徴の数に制限がないのが特徴。連続画像解析の採用により、外部トリガーを入力することなく製品の有無を判定することができる。また、製造ライン上を不規則な位置で流れる製品を追跡して位置決めを行い、合否判定結果を正確なタイミングで出力することもできる。