国際レスキューシステム研究機構(IRS、http://www.rescuesystem.org/)と安全工学研究所(http://www.safetylabo.com/)などは共同で、「第3回サービスロボット初級安全技術者認定講座」(http://www.rt-solution.jp/roboto/nittei.html)を23日より6回にわたって、ロボットラボラトリー(大阪市)にて開催する(写真は第1回講座のもの)。定員は25 名。受講料は9万円で、認定料として別途9,000円が必要。申し込み締め切りは1月9日までだが、直前まで応募を受け付ける。
同講座は、製造物責任予防(Product Liability Prevention:PLP)の理念を踏まえた、国際的に通用する安全技術者の育成を目的に実施するもの。PLPとは、設計者が事前の安全責任を果たして、事故に対する免責を確保するという考え方であり、国際安全規格ISO 12100の目的とするところでもある。
初級安全技術者は、サービスロボットに関連する国際安全規格の概念の理解および技術の取得に加え、リスクアセスメントシートを作成できるレベルを想定。講座受講後には認定試験を実施し、合格者には「サービスロボット初級安全技術者」の資格認定を授与する。
講座は、計6回から構成される。第1回(23日)はサービスロボットの安全認証について、第2回(24日)は機能安全をはじめとする関連国際安全規格について、第3回(31日)はサービスロボットの基礎技術についてそれぞれ講義。第4回(2月1日)と第5回(2月7日)は、実機を用いてリスクアセスメント実習に取り組み、第6回(2月8日)に認定試験を実施する。
申し込みは、申込用紙(http://www.rt-solution.jp/roboto/entry_sheet.pdf)に必要事項を記入のうえ、FAXまたはメールにて事務局まで送信して行う。申し込みおよび問い合わせは、IRSサービスロボット安全技術者認定講座事務局〔神戸ラボラトリー 谷村育子tanimura@rescuesystem.org、TEL(078)303-3630、FAX(078)303-3631〕まで。
■関連サイト
2008.12.09 IRSなど、初となるサービスロボット中級安全技術者認定講座を12日より開催
http://robonable.typepad.jp/news/2008/12/20081209-irs12-.html
2008.01.28 サービスロボット初級安全技術者認定講座、19名に資格認定書を授与
http://robonable.typepad.jp/news/2008/01/20080128-19-305.html
2008.01.21 IRS、安全工学研究所など、わが国初となるサービスロボット安全技術認定講座を実施
http://robonable.typepad.jp/news/2008/01/20080121-irs-01.html